ブランド価値を測定するときに

活用する指標として 

【機能的価値】と【情緒的価値】

の2軸で考えることがあります。

機能的価値とは、商品の機能性を評価します。

日本のメーカーが得意なところです。

ここに偏ると新しい機能ばかり盛り込んだ

商品がリリースされることになります。

その一方で、情緒的価値とは、

広告やデザインを含めた商品以外の価値の

ことを言います。

製品に付随する情報も情緒的価値の範疇に

入ります。

事例としては、携帯電話の進化がわかりやすい。

最初は、機能性を追い求め、どんどん新しい

機能を追加していきました。

その後、使い切れない機能と携帯電話自体の

サイズが厚くなっていったのです。

機能的価値が限界に来た時に、情緒的価値へ

移行していきました。

いつのまにか、【スリム】な携帯電話が

カッコいい

と言われるように持っていったのです。

このように、製品は、機能的価値で飽和したら

情緒的価値に移行するのです。

自動車しかり、家電しかり、日本では、ほとんどの

業界でこの現象が起こっています。

デザイン志向に各企業が傾いているのは、

自然な流れだと思います。

 こういった機能的、情緒的価値で一度自社製品を

見直すのもひとつの方法です。