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title: "失敗事例から学べないのが事業承継"
date: 2020-02-13
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categories: [事業承継, 事業承継者のための生き残り組織運営]
tags: [アトツギ, 事業承継]
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# 失敗事例から学べないのが事業承継

【fjconsultants365日Blog：4,062投稿目】
～経営には優先順位がある～経営コンサルタント藤原毅芳執筆

## 社長になります

6年前に私が講師をしていた経営塾の受講生の方から
報告をいただいた。
受講生の構成は、事業承継をされた方、事業承継を予定している
人の方が多い会だったと記憶しています。

報告では「今年、社長に就任することになりました」と。
うれしい報告です。

ただ事業承継はスンナリ進まないのが普通。
今のところ何も起こっていませんが、気になる点があったので
確認しながらアドバイスしました。

今回は事業承継時に発生してしまう事象をもとに
スムーズな事業承継を考えてみたいと思います。

[](https://www.businesscreation.jp/wp-content/uploads/2019/02/CSS_seiketukannoarucs1292_TP_V4.jpg)

### 権限移譲

実際に社長に就任しても会長が社内に毎日出社してスタッフに
指示を出す場合があります。

こんなとき、まわりのスタッフから見たら何も変わっていない。
呼ぶときに社長が会長になり、専務が社長になっただけ。
経営の実態は承継されていないのです。
名称が変更されただけ。

さらにわるい状態になると、社長の意見と会長の意見が対立し
会社の方針が2つに分かれてしまう。

新社長は新しい方針を出したがり、会長は過去の方針に固執する。
そのような図式であらわされる状況です。
これでは事業承継をした意味がありません。

会社の方針はひとつ。
方向性もひとつだけ。
これが原則です。

[](https://www.businesscreation.jp/wp-content/uploads/2019/12/KAZ85_P7140873_TP_V4.jpg)

### 新社長の息がかかったリーダー

次に問題になるのが新社長の息がかかったリーダーが
いないこと。
新社長のNO.2の存在がいないと新しい方針は実行されません。
新社長が新しい経営計画を発表し、新しい方向性を示しても
ひとりだけ叫んでいる状態。

まわりは傍観者。
だれも反応してくれない。

そうしたときに、新社長は「イエスマン」をリーダーにしたがる。
それもベストな選択ではない。
新社長の言うことを否定もせず、イエスだけを言う存在は大切
ですが、実行はしてくれない。
何もしてくれない。
まわりえの影響力もない。

こうしたことが発生するときは、社内で「影響力のある人」を
新社長のNO.2にする。
新社長と性格が不一致であっても、相性がわるくても、影響力の
ある人がNO.2にいなければ組織は動かない。

注意するのは、お互い相性のわるさを解消するのではなく、
最初にすることは、会社の方向性をひとつにする。
会社の進む道のりをお互い確認し同意してもらう。
そのプロセスからです。

## まとめ

事業承継は常に新しい障壁が出てくる。
それが普通。
スムーズに行かないと思っておいたほうがいい。
何事もなく進んでいるときほど緊張感を高める。
それくらいの姿勢がちょうどいいのではないでしょうか。

事業承継の失敗事例は表に出ることはほとんどありません。
失敗から学ぶことができにくい領域。
そのように感じています。
疑似体験できるようになればベストだと思います。