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title: "単なる削減ではなく戦略的な再構築の経営判断を"
date: 2020-05-27
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categories: [経営の優先順位]
tags: [再構築, 削減]
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# 単なる削減ではなく戦略的な再構築の経営判断を

【fjconsultants365日Blog：4,163投稿目】
～経営には優先順位がある～経営コンサルタント藤原毅芳執筆

## これがスクープに

『***居酒屋チェーン店の大手ワタミが約2割の店舗を閉店へ***』
というニュースがスクープになっています。

閉店情報がスクープときて取り上げられる時期だと
実感します。

他の居酒屋チェーン大手の動向も同じような形で
***1割〜2割の店舗を削減***予定としています。

上場会社はこうした不況のときに一気に不採算店舗の
整理を行ってきます。

多店舗で展開しているときはマイナス店舗を無くせば
黒字化するので***早急な経営改善***では有効な手段です。

ちなみに3,000店舗を有する小売店は、店舗数が少ない
時期から***1円でも黒字***にすることを各店長に求めていました。
マイナス店舗は即撤退。
この基準は今でも変わりません。

基準が明確なので深い傷になることなく継続できる
仕組みを構築しているのでしょう。
シンプルな仕組みですが王道です。

### セオリーがある

マーケットの状況に影響される企業は大企業か
シェア率の高い企業のみです。

その市場影響を正面から受ける企業では閉店、撤退など
の早急な対応が現在求められています。

ただ、単に減らせばいいわけではなく、何をどこから
カットするのか優先順位があるのです。

*

### 集約する

ある会社では在庫を保管する**倉庫を集約***しました。
ひとつにまとめたのです。

過去に倉庫を増やしたのは配達時間を短くするためと
送料コストを下げるためでした。

しかし、現在は***1秒でも速く届けるというメリットを
活かせる場が少なくなっている***、という判断で今回は
倉庫を集約するのを決断したのです。

送料はコストアップしますが、倉庫の固定費は下がり
ます。
倉庫維持費が集約されることで下がるからです。

言い方を変えると、***集約により生産性が上がる***のです。
倉庫担当の総人員が減少することもあるでしょう。

そうなれば余剰人員が発生するので新たな事業に人を
投資することも可能になるのです。

#### 誤解しないよう

ここで間違ってほしくないのは、単なる在庫減らしでも
なく、単なる倉庫減らしでもない、ということ。

在庫の中で、***減らす、保管する、増やす***、の判断は
根拠があって初めて成立します。

一律に同じ割合ですべてを減らすことだけは避けたい。
これでは売れる商品まで減らしてしまい、かえって
売り上げを減らしてしまいます。
在庫はすべてが悪ではありません。

倉庫の場所も同様です。
面積の大きい倉庫に集約するのがベストとは
限りません。

あえて面積の小さい倉庫に集約して効率を上げる
手法もあるからです。

思い込みを排除して根拠ある判断をしたいポイントです。

*

### 戦略的配置

この時期に組織図を描き直す機会が増えました。
目的は戦略的な人員配置です。
成長すべき部署を伸ばしていくための**戦略的な組織図***です。

再構築（*Restructuring*リストラクチャリング）という
言葉の方が正確に表していると思いますが、日本では
【**リストラ**】—>**解雇**
と意味に解釈されてしまいます。

純粋に組織を再構築するのは有意義な内容なのですが
社内に伝えるときは神経を使います。
再構築という表現は使わないようにして、
***【戦略的な組織図にリニューアル】***
と伝えるようにしましょう。

## まとめ

再構築、集約化、ダウンサイジング、閉店、撤退、
などと飛び交うキーワードが変容しています。

あらためて10年前、20年前を思い出したり、
振り返ることで大きな収穫があります。

そのあたりの感覚を再度呼び起こすタイミングだと
感じます。