---
title: "長期的な時間差を使って利益を生む戦略"
date: 2020-06-03
url: https://businesscreation.jp/2020/06/03/%e9%95%b7%e6%9c%9f%e7%9a%84%e3%81%aa%e6%99%82%e9%96%93%e5%b7%ae%e3%82%92%e4%bd%bf%e3%81%a3%e3%81%a6%e5%88%a9%e7%9b%8a%e3%82%92%e7%94%9f%e3%82%80%e6%88%a6%e7%95%a5/
categories: [経営戦略]
tags: [戦略, 経営戦略]
---

# 長期的な時間差を使って利益を生む戦略

【fjconsultants365日Blog：4,169投稿目】
～経営には優先順位がある～経営コンサルタント藤原毅芳執筆

## こんな時だからこそ

先行き不透明な時期。
暗い予測ばかりしてしまいます。
しかし、モノごとは***一方向だけで成立するわけでは
ありません***。

かならず***双方向***になっています。
マイナス面があるなら、**プラス面もかならず存在**して
いるのです。

今回は不況期におけるプラス面を考えてみたいと
思います。

### 目的もなく購入：先回り戦略

購入、**買うには絶好のチャンス**がやってきます。
設備投資などの大型投資もチャンス。
資産となるモノを購入するにもチャンスな時期が来ます。

考えてみれば当たり前ですが需要と供給が逆転するので、
これからは**買う側が強く**なっていきます。

2021年は安価で手に入れるチャンスが巡って来るでしょう。
設備投資も安価に実現できます。

リーマンショック後、本社横に建屋をつくった会社が
ありました。
しかも、その建屋の使う用途が決まっていません。
中は空洞のまま。
でもリーマンショック直後に建てたのです。

理由は**建設費が半額**になったから。
将来の拡大を見越して建築してしまったのです。

必要になってから建てると正規料金。
しかし、不況の時に先回りして建てておけば半額で
手に入る。
***先回り戦略***なのです。

*

### 空くのを待つ戦略

ある小売店企業も不況になると**新規出店を仕掛けて**
いきます。
理由は単純。

好立地の場所（店舗）が空くからです。
ある程度の面積を確保する必要があるので
欲しい物件は限られる。

そのため不況期まで待つ戦略です。

賃貸だろうが購入だろうが、空き物件がなければ
手に入りません。
それを**ひたすら待っている***。
不況が来るまで待っている。

これからこの企業は新規オープンを仕掛けてくるのでは
ないでしょうか。
確認したいところです。

### ゲリラ的行動だが

上記のような投資判断は、ゲリラ的に見えますが
これも***経営としては正常な判断***です。

『好景気に資金的な余裕もあり、
拡大したい気持ちもあるが、
***高コストになるのは避けたい***』
と感じる経営者は
**時間差を狙って**、ひたすら不況期が来るのを
待っている。

10年に一度は不況がやってくるのでそこを狙っている
のです。

## まとめ

最近では***企業M&A***も同じような戦略を考えているようです。
不況になれば、売りに出る企業が多くなる。
M&A案件が増える時期が到来するのです。

売る方は安く買い叩かれますが、手に入れる方は
安価にM&Aが実現します。

シビアに見えますが自由にビジネスをする自由経済
では普通の出来事です。

資金的に余裕があり、時間を有効活用できる企業では
こうした先回り戦略や待つ戦略を選択できる。
これが強みのひとつと言えます。