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title: "営業部は社内ではなく社外を向いて"
date: 2020-08-28
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categories: [事業承継者のための生き残り組織運営, 経営の優先順位]
tags: [営業リーダー, 営業組織]
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# 営業部は社内ではなく社外を向いて

【fjconsultants365日Blog：4,253投稿目】
～経営には優先順位がある～fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

## また繰り返される

不景気になると繰り返される場面があります。
必ずと言っていいほど発生する事象です。
10年ぶりですが、今回の不景気でも同じ場面が
発生しております。要注意です。

それは何か。

会社で営業部を抱えている企業にとって営業担当の
仕事ぶりが不景気になると何故かお客様のほう向い
て仕事をせず、社内の社長や役員部長に対して仕事
をするようになります。

自分たちの成績が悪くなると、売り上げ増やす方向
に向かわず、成績が振るわなくても認められるよう
に社内の説得に走るのです。

なぜこれなことが起こるのでしょうか。

今回は不景気になるたびに発生する営業担当の方向
転換、方向性について考えたいと思います。

### 報告に数値が全く入っていない

成績が下がってくると営業部の報告はある部分で特
有の言い方が発生します。

売り上げが下がっているのに、何故か部分的に景気
の良い話をするのです。

***・問合せが増えています
・ウェブのアクセスが増加傾向にあります
・この商品の問合せが実際に増えています
・このサービスは反応がとても良いです
・この商品は来月以降期待できるのではないでしょうか***

といった表現です。

気がつくと思いますがすべて状況説明ではあるので
客観的な数値が入っていません。
いわゆる【作文】と呼ばれる報告形態です。

売り上げが減少傾向にあるときに景気の良い話をさ
れると経営者やリーダーの方々は非常に喜びます。

だんだんと復活傾向にあるのではないか、来月以降
は期待できるのではないかと言う気持ちにさせるの
です。

これが、『営業が社内に向けて仕事する』という奇
妙な事象です。

本来は売上を増やすためにお客様へ向いて仕事しな
ければならないのですが、難易度が高いためにそれ
を避けて、社内のトップを始めとするリーダーを説
得するようになるのです。

ここに生産性はありません。
本来の仕事でもありません。
売り上げも増えません。
利益も生まれません。

なぜこのようなことに時間を費やしているのでしょうか。

### 気持ちだけ熱く語るが根拠はない

「*来年は、売上◯◯を目指します！*」と熱く語る
リーダーがいます。

しかし語っている先は社長に向けての場合があり
ます。
社長を喜ばせようとしています。

高い目標掲げることは嬉しいことでありますが、
そのプロセスを確認してみると全く根拠がなか
ったりします。
高い目標を掲げると「やる気がある」と社長が
評価してくれるので根拠を考えずに目標だけ
連呼するのが特徴です。
高い目標を実現する意欲はありますが、プロ
セスは具体的ではなく「ガンバリズム」に陥る
パターンが多いです。
目標が未達成になると、誰かの責任にしたり
他責要因を見つけ出し自分たちで責任を感じる
こともないパターンもあり厄介です。

また、お客様の景気が良くなることを祈ってい
るだけの時もあります。
これでは戦略がないことになります。
時間が経って景気が良くなるのを待ってるだけ
という戦略なんでしょうか。
そのための時間稼ぎをしているように見えます。
これで解決するはずもなく、とりあえず意欲を
見せておけばいいのではないか、と考えている
ようです。

### 消滅していく企業の特徴

消滅していく企業の特徴の1つに、こうした数
値を伴わない、根拠を伴わない計画が賞賛され
ていることが実際にあるのです。

企業活動は数字から逃れられる事はありません。
数字で会話しない方は仕事の成果に対して曖昧
であるといつも感じています。

しかし、自分の給与に関してはとてもシビアに
考えているので数字は好きなのでしょう。
数字が嫌いではないはずです。

自分の成果に対しては数字的に低い精度で取り
組んでいるのにもかかわらず、評価や自分の給
与・賞与に対しては非常に高い精度で数字を見
ていると言う矛盾に気づいているのでしょうか。

**【低い精度の成果】**と**【高い精度を求める待遇】**
同時に成立することはないでしょう。

自分の仕事の成果に対して甘いのであれば、自
分の給料に対しても甘いという認識であれば問
題は無いのですが、実際にはそんな事は起こり
ません。

ということは、会社に対して高い精度を求めて
いるのであれば、自分の仕事の成果に対しても
高い精度で追求していくべきです。

## まとめ

長々と書きましたが伝えたいことはシンプルに
1つだけです。

求めているものをあいまいにせず、目指す方向
はひとつだけです。

ビジネスは曖昧で済まされない部分が根本にあ
りますので、決して曖昧にできる内容ではない
のです。

そうであるならば逃げずに対応していくだけです。
ごまかさないでそれだけです。

営業部はお客様に向けて仕事すべきであり、マー
ケットに向けて訴えかけていくべきです。

それを避けて社内に訴えかけたところで何の売り
上げも利益も生み出さないことに気がつくべきで
す。

稼ぐのは自分たちです。
不景気だからこそ自分たちの実力を発揮するべき
時期がやってきただけです。
自分たちが称賛される場面がようやくやってきた
と考えるべきでしょう。

この場面で実力を発揮せずしていつ発揮するので
しょうか。