---
title: "デジタル化に移行しない心情とは"
date: 2020-09-01
url: https://businesscreation.jp/2020/09/01/%e3%83%87%e3%82%b8%e3%82%bf%e3%83%ab%e5%8c%96%e3%81%ab%e7%a7%bb%e8%a1%8c%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%84%e5%bf%83%e6%83%85%e3%81%a8%e3%81%af/
categories: [マーケティングのヒント]
tags: [デジタルトランスフォーメーション, デジタル化]
---

# デジタル化に移行しない心情とは

【fjconsultants365日Blog：4,257投稿目】
～経営には優先順位がある～fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

## デジタルへ移行するとき

手帳はなくならない。
使い続けている人が多い分野。
デジタルへの移行は便利だから移行する
はずだが、そうではない。

まだ、引っかかる部分があるからデジタ
ルに移動しない。

そこはなぜでしょうか。
心理的な側面がから今回は考えてみたい
と思います。

### 元のモノがある、ない

例えば写真。
写真はフィルムが元の存在であり、そこ
から現像して写真がありました。

種となるフィルムが存在していれば安心。
それが今はデジタルなので液晶で見るこ
とはあっても、現像までしない。

データとして、スマホの中にあり、パソ
コンの中に保存してあり、クラウドの中に
バックアップしてある。
そんな形態になりました。
どこにも、フィルムのような元のモノが
なくなっています。

マンガ家のエッセイに、デジタル化は事
務所がいらない。不要になった。
アシスタントとはデータのやり取りをし
て、背景を描いてもらったりしている、
とありました。

同業の人から
「**それだと原画がないじゃないか**」
と言われたとか。

元となるモノがなくなっているのです。
写真でいうところのフィルム、マンガで
あれば原画。

こうした元になっていたモノがなくなる
のがデジタル化。
手帳も同じ。

元のモノとして手元にあるとアポの情報
が保管されているように感じるのです。

デジタル化への移行は何を恐れ、何を手
離さなければならないのでしょうか。

### 安心感がない

元のモノを手離し、デジタル化すると、
喪失してしまう恐れが出てきます。

***・情報の喪失
・手元から消失　***

という恐れから安心感がありません。

写真のフィルムは現像するわけでもない
のに手元にあるだけで安心です。
データが近くに存在している感じがして
保管している感覚があるからです。

それがクラウドにデジタルで保管する場
合は、なぜか遠くにデータが存在してい
るように感じます。

物理的なサーバーの場所は遠いからでし
ょうか。
見えないからでしょうか。
自分が保管している気分にはならない。
自分で100%コントロールできない感じ
がするのです。

### 元がなくなる寂しさ

手元から元のモノが消滅する喪失感もデ
ジタルにはあります。
原画がない、という感覚はまさにそうで
しょう。

時間をかけて作った・描いたモノがデジ
タルだと残らない。

小説家も振り返れば原稿用紙だったとき
からワープロに移行した時に喪失感があ
ったかもしれません。

文字はデータにすると容量がかなり小さ
い。数十時間かけて書籍を書いてもデー
タにすると写真1枚より小さいデータ量。

そこに喪失感を感じるかもしれないので
す。
原稿用紙なら積み重ねて満足感はありま
すが、文字データ（テキストデータ）に
は量を感じないからです。

## まとめ

デジタルは「空」の概念に近い。

『存在してあるのだが、そこにはあるわ
けでもないし、ないわけでもない』

デジタル化への移行は、安心感を手離し、
喪失感を乗り越えていかなければならな
いのでしょう。

まだ仕事のツールでは乗り換えられない
部分もあるので、今後10年間はデジタル
とアナログの併存が続くのではないでし
ょうか。

これがミレニアム世代以降、デジタルし
か存在していない生活をしているので、
すべてがデジタルへ切り替わると言われ
ています。
スマホに集約されていきます。

スマホの中に情報が保管されているのが
普通になるのです。

今は、アナログとデジタルの併存期間。
どちらが良い悪いではありません。
ただ、今後の方向を考えたときにデジタ
ルやクラウドの中に安心感を見出すこと
になるでしょう。