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title: "「馬車を何十台つないつないでも、機関車にはならない」"
date: 2020-10-31
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categories: [ビジネスキーワード, 事業承継者のための生き残り組織運営]
tags: [イノベーション, オフィスイノベーション, ディマンドイノベーション]
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# 「馬車を何十台つないつないでも、機関車にはならない」

【fjconsultants365日Blog：4,317投稿目】
～経営には優先順位がある～fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

## イノベ

『**イノベーションを起こせ**！』
と頻繁に叫ばれる時期があります。
過去を踏襲していると下降する局面。
売上は確保できているが利益が消滅する局面。
そんな状況に置かれると、【イノベーション】という単語で表現されるようになります。

イノベーションとは、
・***新機軸***
であり
・***新しい切り口***
・***新しい見せ方***
を創造することです。

ただ、イノベーションを起こせと伝えても具体化できるわけではありません。

具体化をイメージできる表現が求められるのです。
そこでひとつの例をあげておきます。

**

「馬車を何十台つないつないでも、機関車にはならない**」
シュンペーター

という表現があるのです。
イノベーションは、既存にある部品や商品を結合しても到達しない領域。
足し算の領域ではないことが、この表現から理解できます。

足し算ではなく掛け算の領域なのです。
掛け合わせると、数倍、数十倍にまで到達させるのがイノベーション。

この表現ならば、その深さで考えてほしい、と聞いた側が理解できるようになります。

### 蒸気機関車馬力

馬力とは馬一頭が発揮する仕事率のこと。
日本では1馬力を1PSと表現しています。

蒸気機関車の馬力はD52機関車で1,950PSでした。
確かに馬車を何十台つないでも約2,000馬力にはなりません。
計算上は1,000台以上をつなぐ必要があります。

そう考えると蒸気機関の発明はイノベーションであり世界を変えてしまいました。

大型蒸気機関の実物は、トヨタ産業技術記念館で見ることができます。https://www.tcmit.org/exhibition/jyoki/

直径5メートル近くあるシリンダーの蒸気機関。
動いているのを直接見ると、大きさに驚かれるかもしれません。

https://www.tcmit.org/exhibition/jyoki/

### 動力の進化

動力の進化は馬から蒸気機関で終わったわけではなく、その後も続いています。

馬力→蒸気機関→内燃機関→モーター

と変わりつつあります。
小型高出力という流れを踏襲しているのがわかります。
他にも、核融合なども今後は視野に入ってくるでしょう。

## まとめ

動力を振り返りながらイノベーションを考えてみましたが、どれも飛躍するときは画期的な技術が生み出されています。

では、どうすればイノベーションが起こせるのか。
『ノーストッパー＆開発の熱量』
がカギになるでしょう。

イノベーションを考えるときには、
・そんなことできない、と絶対に思わないこと
・絶対に自分が開発する（発明する）という意思をもつこと
が不可欠だと感じています。

では、どこでイノベーションが発生するのか。
企業の場合、大企業からイノベーションが発生するのでしょうか。

そうではありません。
イノベーションは中小企業から発生します。
採算度外視で開発する熱狂的な人がいるからです。
大手企業では、開発にも損益を求めてしまいます。
期限を設けてしまいます。
イノベーションでは、時間も無限大にする必要があると思います。
どれだけ時間をかけてもいい。
そこからイノベーションが生まれるのではないでしょうか。