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title: "社内で全体最適が希少資源になっている現実"
date: 2020-12-06
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categories: [事業承継者のための生き残り組織運営, 経営の優先順位]
tags: [希少資源, 組織運営, 資源]
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# 社内で全体最適が希少資源になっている現実

【fjconsultants365日Blog：4,353投稿目】
～経営には優先順位がある～fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

## 希少資源

希少資源とは、「***限定されている資源***」のこと。
他の資源と相対的に比較して少ない資源のことを指しています。
経営の視点で社内を見たとき、モノ以外でも希少資源になってしまっている項目があることに気がつきます。
無形の希少資源です。

たとえば、企業にとって**希少資源**となっているのは、
・**全体最適で考える**
ことです。

無気力、後ろ向きの人は全体最適の視点を持っていないのは当然ですが、それだけでしょうか。

意見やアイデアを数多く出している積極的な人であっても全体最適な視点が必ずあるとは言い切れません。
そのように考えています。

意見を建設的に述べている人でも、仕事に対する視点は『全体最適』になっていないことがあるのです。

なぜでしょうか。

### 成績が良いので

景気後退期には、無意識で自分の**利益やメリットを追い求め**てしまいがち。
**無意識の領域**です。

もっともらしい意見を数多く出しているが、結局のところ自分の成績が良いので、自己主張をしているケースがあります。

*「会社のために・・・」
「全体のことを考えたら・・・」*
と言いながら、本心から100％会社全体のことを考えて発言していないのです。

全体のことと言いながら、最後には自分に**利益誘導**しているケースが増えていると感じています。
かなり巧妙なケースもあり見抜くのは難易度が高い事象です。

### 捨て去る

自分のことを優先するのは間違いではありませんが、自分の利益は**全体の利益から**導かれていることを認識すべき。
全体の利益という**文脈上に**自分の利益が存在していることを理解しなければなりません。

自分の利益を優先すると全体利益が減少し、最終的には将来の**自分利益まで毀損**することになるのです。
ひょっとして理解しているかもしれませんが、発言するときには自分優先が先に来てしまうのでしょう。

## まとめ

景気後退期には余裕がなくなる人が増えるからでしょうか、**全体最適思考が希少資源**になってしまっているのです。

発言を疑うわけではありませんが、**本心から**全体最適を望んでいる発言なのか確認したいところです。

あと、意見アイデアを出すだけで**何もしない人**もこの時期は注意が必要です。
景気が良いときには問題になりませんが、景気後退期には***「協力しない」人で影響力のある人***が、社内や組織を崩壊させていくからです。

自然淘汰の現象と考えるのではなく、経営側が見抜いて対処すべき内容だと考えます。