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規制がかかり急ブレーキの恐れが発生

fjconsultants Blog:4,606投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

企業リスク

中国リスクが表出してきました。
中国企業リスクです。
昨年から言われている内容なので新しいことはありませんが《規制》がかかる範囲が広がっています。
株価にも影響を与えています。

規制とは、中国当局が企業に対して規制を発動していることに発しています。
たとえば、学習塾の新規開設ができなくなり、既存の学習塾も非営利団体に切り替わります。
教育の分野で収益を上げるのはおかしいと当局が言っているようなものです。
もしくは教育の内容を統制したいのでしょうか。
真意はわかりません。

IT企業への締め付けは以前から行っており、アリババグループの金融会社アントは香港市場での上場を土壇場で延期しています。
他も規制がかかる可能性があるのではないでしょうか。

将来リスク

中国企業といっても米国にて上場している企業もあり、中国企業のアップダウンは中国にとどまりません。
日本もソフトバンク社が中国企業に投資しており、影響があります。
ソフトバンク社は投資を世界中に分散する方向を以前から選択しており、中国リスクを肌で感じていると思います。
急にキャッシュの量を増やしたりしていたのでリスク回避で判断していたと思われます。

不調

なぜ規制をかけるのか。
真意はわかりませんが想像はできます。

中国の大企業の不調が出てきているのが原因でしょう。
中国企業の社債デフォルト(債務不履行)が増えているのです。
2020年のデフォルト金額は過去最高。
2021年の前半も2020年の過去最高を上回るペース。

何と中国国営企業まで!過去最多ペースで増える社債デフォルト

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210706/se1/00m/020/051000c

大企業のデフォルトを避けたい、という意向がはたらいた結果、規制をかけることになったと予想しています。
特に金融分野は企業に任せるのではなく中国当局が主導権を握ると予測されています。

まとめ

どの国でもそうですが、規制がかかることはあります。
急成長し、シェアを握ると規制をかけられる。
そのような事象は中国に限定された現象ではありません。
独占禁止法などの法律によって規制がかかるからです。
避けられるものではありませんので、その後は統制された中で進むことになります。
ただ、企業の業績に急ブレーキをかけるようなことになると世界中で影響が出てきます。
金融危機は何かひとつのことがきっかけで発生します。
毎年、秋を前にすると緊張感が出てきます。