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title: "ルールとモラルの狭間"
date: 2025-11-03
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categories: [ニュースから企業経営のヒント]
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# ルールとモラルの狭間

## なぜ横行する

予約ビジネスを営む企業（宿泊施設、レストラン、交通機関など）の間で、ある問題が浮上しています。それは、「ルールは守っている」という名目で、モラルに欠けた予約と直前キャンセルを繰り返す利用者の存在です。

一見すると合法的な行為かもしれませんが、この行動が横行すると、企業は大きな打撃を受け、経営の危機に瀕してしまいます。今回は、この「悪質な複数予約」の問題と、それがもたらす深刻な影響ついて取り上げます。

### 経営を圧迫する事例

ここでいう「悪質な予約」とは、キャンセル規定（キャンセル料が発生しない期間）を最大限に利用し、以下のような行為を行うこと。

迷惑行為の具体例目的企業が被る実害**複数の宿泊施設の予約**ギリギリまで予定を決めず、選択肢をキープするため本当に宿泊したい人の予約機会の損失（機会損失）**複数のレストランの予約**特定の日のディナーで「席」を確保し、後で選ぶため食材の仕入れ準備、他の顧客の利用機会の損失。**高速バスで２席分を予約し、直前で１席キャンセル**隣の席を空席にし、広々と利用するため直前すぎると再販は不可能。２席分の収益が１席分になる。

これらの行為は、利用者にとっては「キャンセル無料期間内だから問題ない」「キャンセル料が100円なので安い」という論理が成立してしまいます。しかし、これはルールを「最小限の義務」と捉え、社会的な「モラル」や「配慮」を完全に無視した行為と言わざるを得ません。こんなことが増えたら企業経営はできないでしょう。

### 「ルールは守っている」

このような行為がなぜ企業経営を揺るがすのか。それは、わかると思いますが「キャンセル無料（100円）」の裏側で発生する、目に見えない損失が極めて大きいからです。

#### 1. 「機会損失」

予約された瞬間から、その商品（客室、テーブル、座席）は他の顧客に販売できなくなります。直前キャンセルによって空いた場合でも、再販売の時間はほぼなく、本来入るはずだった売上（機会）が永久に失われます。これが企業の利益を直接的に圧迫します。

#### 2. コストの発生

特に飲食店の場合、予約が入った時点で食材の仕入れや仕込み、当日の人員配置が行われます。たとえキャンセル料無料期間内であっても、その準備にかかった人件費や食材費は無駄になり、企業が一方的に負担することに。この損失がどれほど大きいかはキャンセルした人はわからないでしょう。

#### 3. 真の優良顧客の排除

本当にその商品（サービス）を必要としている優良な顧客が、「満室」「満席」表示を見て諦めてしまうことも大きな問題。結果として、悪質な予約者が優良顧客を排除する形になってしまうのです。これでは、企業存続の因子を排除されていると思ってまちがいないでしょう。

### 「モラルなき予約」への対策

このような意図的なキャンセルが増えれば増えるほど、キャンセル料は高騰します。キャンセル防止が目的になるからです。結局のところ、長続きしないやり方。お客様はルールを守れば何をやってもいいわけではなく、企業が収益を上げ続け、継続できるように考えるのもひとつの考え方なのです。

## まとめ

「ルール内だからキャンセルしてもいい」という論理は、社会の信頼関係を損なう行為。合法的だから、ルールを守っているから良い、というわけにはいきません。というのも、阿吽（あうん）の呼吸で成立しているところもあるので、そこは相手のことを理解してあげることが優先でしょう。

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