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title: "銀行が「経済的残存耐用年数」を聞き始めた"
date: 2026-04-23
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categories: [ビジネスキーワード]
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# 銀行が「経済的残存耐用年数」を聞き始めた

## 不動産担保の変化

金融庁が金融機関に不動産融資についてヒアリングを行ったことがあります。これは、「貸し過ぎ」かどうかを判断するために行っている行為。これがあると、不動産融資は若干厳しくなる傾向にあります。実際に地方銀行で、以前より不動産融資が通らなくなった、と聞いています。慎重に判断するようになったのでしょう。

そんな中、金融機関融資担当者から
「経済的残存耐用年数はどのくらいですか」
と聞かれた方がいるようです。これも変化のひとつ。これまで融資審査といえば、おおよそ不動産担保の評価がすべてでした。それが今、銀行の視点は変わり始めています。

### 経済的残存耐用年数

経済的残存耐用年数とは、税法上の法定耐用年数とは異なり、設備や建物が
「実際にあと何年、経済的な価値を生み出せるか」
を総合的に判断する考え方です。

新しくでも価値が少ないケースもあります。また、古い物件でもメンテナンスがしっかりされている場合は、将来価値が高いケースもあるでしょう。その違いを正確に評価したいという流れです。

これは、簡単にまとめれば、金融機関の融資判断が
「過去の判断基準」
から、
「将来価値」
へとシフトしようとしている事象なのです。評価は「時価評価」と「将来価値」に収束していくと思うので、その流れに沿ったできごと、イベントと解釈しています。

> 経済的残存耐用年数の算定アプローチ
> https://deloi.tt/3H68DYk

### 他ではどうか

不動産以外に、経済的残存耐用年数で判定されるものはあるのか。わかりやすいところでいえば、輸送機器があります。その中でも、商用車であるトラックはそれに当てはまるでしょう。古くても活躍できるケースが多いので、価値は残り続けます。中古車市場も安定しているときは売却金額もある程度の金額以上になります。また、トラックを担保に融資を受けるケースもあり、価値が残るモノだとわかります。

## まとめ

「銀行が何を聞いてくるか」は、時代が何を求めているかのバロメーターだと考えています。急に聞いてくる内容が変わるのも特徴なので、そこは見過ごさないようにしたい。

今回の、経済的残存耐用年数という問いの裏には、「過去の判定基準」ではなく「将来価値」で精査する時代への転換があります。これは適正な判断基準への移行となるので、実際にはプラス面が多くなるでしょう。また、将来価値が残り続けるモノを選べる人に価値が残り続けるわけですから、経済的残存耐用年数を見極めできる目も欲しいと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ [藤原毅芳](https://fujiwaratakeyoshi.jp/)(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆