生産性向上の施策のひとつか
- 更新日:
- 公開日:
【fjコンサルタンツ365日Blog:3499投稿目】

生産性向上の狙い方
生産性向上の狙い方には複数の
選択肢があります。
その中でヨーロッパの企業が得意と
するのが
「ブランド価値を高め高額で販売する」
ことです。
同じ商品であっても高く販売することに
よって生産性向上を実現しているのです。
1台あたりの利益額
自動車メーカーの1台あたりの利益額が
掲載されていました。
生産台数や価格帯別車種の違いがあるので
そのまま数値を鵜呑みにはできませんが
大きな方向性は比較できると思います。
ランキングは
・ダイムラー(ベンツ)
・BMW
・スバル
・トヨタ
・フォルクスワーゲン
の順番になっています。
ダイムラーとBMWだけは1台あたりの
利益額が突出しており
・5,000ドル
前後になっています。
3〜5位のメーカーの2倍以上の
利益額になっているのです。
販売価格が高い
1台あたりの利益額の違いは
・販売価格
の違いによります。
販売価格が高い分、比例して利益額も
大きくなっているのです。
1台あたりの利益額が大きくなれば
なるほど結局のところ
・生産性は高く
なるわけです。
高く販売する努力をしている
こうしたメーカーは高く販売する
努力を行っています。
以前、生産性について調べていた時に
ヨーロッパのシューズメーカー担当者が
「高く販売するためのブランド力向上」
について説明しているのを見たことが
あります。
高く販売するためにどのような広告を
しているのか、また広告塔に誰を
起用するのか、をブランド力向上の
視点で選んでいるのです。
単に広く知らしめるための広告ではなく
ブランド価値を高めることを主軸と
していたのです。
他にも高級スポーツカーをデザインした
日本のデザイナーの方が
「ヨーロッパの自動車メーカーは日本の
自動車の2倍の価格で販売している」
といったような発言をしているのを
見たこともあります。
この発言を聞いてから、あらためて
自動車メーカーごとの車種比較を
すると同レベルの大きさ、性能で
あっても確かに価格差が2倍程度に
なっていることに気が付きました。
ブランド力向上が生産性向上につながる
この辺りのことは日本の経営では
弱い部分とされています。
商品のブランド力を向上させることや
付加価値をつけることが弱いのです。
これは社内に
CMO(最高マーケティング責任者)
Chief Marketing Officer
が不在なことも要因のひとつです。
性能重視の商品開発や品質重視の
製造を中心に据えてしまったので
どうしてもブランド力を向上させる
ことが後回しになったのではないか
と想像しています。
今後は、生産性向上を狙う上でも
ブランド力向上
に取り組むことが優先課題だと
感じます。
企業の規模に関わらず優先順位の
高い経営課題、経営戦略だと
考えています。
【出典】
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO33117970Y8A710C1DTA000/
この記事を書いている人
藤原毅芳 fujiwara takeyoshi
経営コンサルタント(fjコンサルタンツ)。「この世に残るべき企業を支援する」を理念に、現場に密着して経営課題の解決を支援しています。50年、100年と続く企業の本業転換を支え、数十年越えられなかった売上の壁を破って過去最高の実績につなげてきました。著書は『図解でわかる!回せるPDCA』『営業は説明するな!』など単著8冊。宣伝会議『マーケターのためのPDCA実践講座』講師。2011年からこのブログを書き続け、年間365回の更新を基本にしています。神奈川県鎌倉市在住、鎌倉と長野の2拠点生活。
執筆記事一覧