新しい検索体験が出てきた
新しい検索体験が始まります。Googleの検索が変わります。AIによる回答がトップに表示されるようになるのです。この検索体験をGoogleでは SGE （Search Generative Experience) と呼んでいます。現在ベータ版がここで試すことができます。（SGEをオンにすると利用できます）もう少し経てば、いつでもAIによる回答が表示できるようになるでしょう。
https://japan.googleblog.com/2023/08/search-sge.html
このような感じ
下記のように検索のトップにAI生成の内容が表示されます。これだと検索のトップ表示はAIが占めることになります。今までトップ表示されていたWebページは価値が一気に半減するのではないでしょうか。そのあたりの対策もGoogleは考えていると思いますが、どうなるのか気になるところです。価値あるWebページが価値減少になるかもしれないのです。もしそうなれば、ざわつくことになりそうです。
時間をかけて
影響が出る変更は時間をかけて徐々に行うのが通例です。既存のWebページの価値を保存しつつ、AIとも共存できる道を探ることになるでしょう。いきなり全てがAI生成のコンテンツに切り替わることはないと思いますが、5年後10年後にはほとんどが切り替わっているのが過去のパターンです。企業のWebサイトも時間をかけて大きく変わっていくことでしょう。検索結果からの流入が減少するのを前提にしなければならないでしょう。これもWeb業界では初の経験ではないでしょうか。
まとめ
Webの検索結果の表示方法については変化がありませんでした。検索といえばGoogleが圧倒的なシェアを持っていますが、Googleが検索結果の表示方法を大きく変えたことがないからです。細かな修正はありますが大きな変革はありません。それが今回大きく変わることになりそうです。どこかマイナス影響が出ることも予想できます。新しいソリューションが出現することにもなるでしょう。こちらも目が離せません。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆