暑さで反動が出た

夏が暦の上では終わろうとしています。とても暑い夏だと記憶されそうです。そんな今年の夏を振り返ってみたいと思います。

暑いと売れる商品も暑すぎると売れなくなります。人の集まる場所も暑さのせいで例年より集まらなかったり。たとえば海も暑さのせいで人が集まらない。かなり少ない日があったようです。その反動があるところに出ていました。人が集まりすぎるのです。日中は生命の危険がある外出を控えるのですが、一日中家の中にいるのもおもしろくありません。反動は夜にあらわれていました。花火の動員数です。4年ぶりに行われたのもありますが、日中に外に出なかった反動もあったのではないでしょうか。夜なら出かけても安全というのもあります。決して夜が涼しいわけではないのですが、比較すると日中より夜を選んだことになります。

これは定着した

ここ数年見てきて、夏の暑さを和らげる製品が定着しました。外で仕事する人が身につけています。空調服です。売れていますし、使っている人もだんだんと増えてきているように感じます。一旦スイッチを入れてしまえば後はそのままで何もしなくてもいい。バッテリーを取り替える必要もない。6〜8時間連続使用できるからです。この製品はヒット作でありながら、定着した製品のひとつです。

では、他の冷却グッズはどうか。ネッククーラー系は増えてきています。首にかけるタイプの冷却グッズです。単にファンがついている製品から、バッテリー式冷却プレートで首を直接冷やす製品までさまざま。アイデア商品が新しく出てくるジャンルです。ただ、購入したが使い続けていない製品も多く定着しないのを感じます。満足度が低いのか、手間がかかるのか、といった理由が想像できます。かなり冷えるのであれば満足度も高く利用継続になるのですが、それほどでもないのが現実なのかもしれません。来年の夏には課題を解消した製品が出てくるのかもしれません。

今年のヒット商品でユニークだったのは「のれる扇風機」です。風呂上がりに体重計のような形をした扇風機に乗ると下から風が吹いてくるという扇風機です。想像以上に売れたので一時期品切れになっていた商品です。これは満足度が高い商品なので、1.28万円の価格ですが売れるわけです。来年は他社が同じような製品を出してくるかもしれません。

まとめ

残暑も厳しそうです。「ほんとに暑かった、今年の夏は」という会話が続きそうです。残暑が長引けば、秋は短くなることも予想されますので季節の変化時期を見定めていきたいところです。季節性のビジネスは時期の読みが試されそうです。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆