「仲の良いチーム」ほど良いのか

リーダーの中には、こう信じている人もいます。
・「社内の雰囲気は、良ければ良いほどいい」
・「意見の対立は、できるだけ避けるべきだ」
という考えです。これに賛同するメンバーがいるケースもあり、リーダーが同調することもあります。嫌われたくないという理由からでしょう。でも、仲が良い、という定義はあいまい。とてもわかりにくい言葉であり、定義になります。なので、チーム運営や経営では避けたい言葉のひとつです。

スポーツと比較してみると

たしかに、だれも反論せず、ミーティングはいつも和やか。 そんな職場は、一見すると理想的に見えます。しかし、スポーツを思い浮かべると、そんなチームはないでしょう。プロスポーツの世界で、仲の良いチームなんてあるのでしょうか。勝負にこだわり、一人ひとりの意見を出しながら、ときにはぶつかることも通常なのではないでしょうか。

そう考えると、仲の良い、雰囲気の良いチームは大丈夫なのでしょうか。

なぜ成長が止まるのか

その「心地よさ」こそが、チームの成長を止めている要因かもしれません。仕事の進め方に対して、意見の対立もなければ、摩擦もない状態は、チームの停滞を招きます。成長しないかもしれないのです。

ベストな状態は、
・対立する意見を言ってもいい状態
です。摩擦が起こるかもしれないが、チームや組織にとって重要な意見をミーティング時に発言しても良い、という雰囲気が最優先されるべきでしょう。

意見をぶつけ合える状態がベスト

よく聞く、「心理的安全性」もそのような意味が正しい内容です。
・「対人リスクを恐れずに、意見をぶつけ合える状態」
のことを心理的安全性と定義しているからです。

このような対立する意見や対人リスクを恐れずに意見が言えなくなれば、それは
・組織の病気
だと思った方がいい。組織の硬直化を招き、すべてが停滞していくことでしょう。

まとめ

「意見の対立」はリスクではなく資産と考えるのが正しいようです。対立を避ければ避けるほど、資産が貯まらない状態だと認識しておけばまちがいがありません。

摩擦なきコミュニケーションは、優しさと勘違いしないようにしたいと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆