すべてが止まるリスクがある
上場を目指す企業は目論見書を事前に発行します。その中で企業リスクを記入する必要があるのです。たとえば、創業社長が
・ワンマン
・実務も握っている
場合は、社長への依存度リスクを記入しています。その点は、客観的で判断されており、目論見書を見ると投資家が最悪のケースを想像できるようになっているのです。
最近、上場を目指している企業が米国にあります。AI企業のアンソロピック社です。最近IPO目論見書の内容が報道されています。その中に次のようなことが書かれているそうです。
アンソロピックIPO目論見書
AIは、壊滅的あるいは人類存亡にかかわるリスクがある
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN291N60Z20C26A9000000/
想定されるリスクを考えてみると
壊滅的なリスクとはなんだろうか。AIが自律的に動いており、完璧に制御できていない現実があるようです。想定されるのは
・Webに対する攻撃
が考えられますが、実際には
・ライフラインの停止
まで想定されるのです。ライフラインの停止を想像すると
・電力喪失
・通信停止
とすべてのシステムが止まってしまうことになります。生命に関わることが発生してもおかしくないリスクを抱えていることになります。
そのリスク規模が想定できない
リスクには想定範囲があり、ここまでリスクがあります、と言い切れることが多い。しかし、今回は想定できないと公言しているようなもの。人類存亡にかかわる、と言うことは、全滅する可能性も示唆しています。
コントロールを完璧にできないので、と断言している様子がうかがえます。そこまで、勝手に稼働しているのでしょう。しかも、こちらの言うことは聞いてもらえない。陰で勝手に行動している。後になって、攻撃していたのがわかった、となっているようです。
まとめ
念のため、ライフラインのストップは想定したい範囲です。しかし、電源喪失だけでなく、通信も断絶されたら、何もできないかもしれません。連絡、伝達手段がなくなるからです。アナログで通信する手段は現在ほとんどありません。人が移動して伝えるしかなくなるのです。
そんなことは発生してほしくありませんが、BCPとしてはリスク想定の範囲を広げる必要がありそうです。
——————————-
執筆・web運営 :藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) fjコンサルタンツ :『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』
記事の最下部↓に『お気に入りに追加』ボタンを設置しました。ブックマークができます。
お気に入りに追加した記事はこちらから一覧がご覧いただけます。

