分散だと完璧なのか
分散投資が金融の専門家から提唱されている。しかし、これも完璧ではない。今回は、その構造からビジネスへ応用できるポイントを探りたいと思います。
金融投資のおいてリスクを低減するために
・分散
することが提唱されています。分散したポートフォリオがベストだとされているのです。これは機関投資家のプロの世界も同じ。どの機関投資家が、どのような分散投資をしているのか、気になっているのです。
同じにしたいという願望
機関投資家は成績を求められるので、成績の良いところのポートフォリオが気になります。通常ならそのような情報は漏れないのですが、転職者がいると情報が流れていくようです。そのため、プロの集団でありながら、どの組織も同じようなポートフォリオになっていくことがあるのです。
そうなると、実はリスクが増加します。投資先が集中するからです。投資先が上昇傾向にあるときは良いのですが、下降したときには、全員が売ろうとします。しかし、そこに買う人はいません。ということは、暴落が発生しやすくなるのです。
日本のバブルを振り返ってみても、土地神話があったときには、不動産投資に集中しました。そのため、不動産価格が下降したとき、売却したくても買い手がいないため、暴落していったのです。
全員が同じ正解を選んだ瞬間、その正解は
この構造は投資の世界だけでなく、ビジネスにおいても同じ。特定の業界に集中してしまうと、その業界の上昇が終了したときに大きく下げる可能性があるのです。最近ですと
・半導体
・サーバー
などAI関連に集中的な設備投資が進んでいます。この業界の需要が拡大しているときは問題ありませんが、縮小する要因が出たときに一気に下降するシナリオは予想できてしまいます。
分散できていても
このように考えるとわかることがあります。分散できているから安心ではなく、その内容が他と
・同じなのか
・ちがうのか
が問われます。分散できていても、他と同じであれば、まだリスクがあることを認識しなければなりません。
まとめ
リスク分散は永遠の課題ですが、今回取り上げたような視点で判断すれば、さらにリスク低減になると感じます。他と同じようなことをしているときは
・リスクが残り続ける
ことを理解しておくことが今回のポイントです。
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