増やしても増えない

収穫逓減の法則とは、ビジネスにおいて
・投資額を増やしても得られる収益の増加率が小さくなる
という法則です。限界生産力逓減の法則とも呼ばれたりします。

たとえば、収益が増加傾向の部署があるとします。そこに投資をすれば、もっと収益が上がると感じます。なので、積極的に投資額を増やしていきます。しかし、収益が上がる時期が遅くなると投資額の割には収益額が大きくならないのです。

また、市場が飽和した場合も同じようなことが起こります。ブームが来たら一気に全国展開をして、収益を倍増させる計画もその一例でしょう。しかし、需要が追いついてこない場合は、収益があがらず撤退していきます。この見極めがなかなかできないのです。なぜでしょうか。

バンドワゴン効果

人は、他の人のことが気になります。ビジネスにおいては、「収益が上がっている」「収益が増えている」と聞くと、自分が何もしないことがマイナスのように感じるのです。流行に乗り遅れたくない、という気持ちが芽生えます。これをバンドワゴン効果と呼んでいます。

ビジネスの流行は、他人から「やったほうがいい」と言われることもあるので、どうしても「取り残されたくない」という気持ちが大きくなるものです。それを冷静に判断できる人の方が少ないのかもしれません。

一点に集中すると

ビジネスの流行が複数あるときは投資が集中することはありません。しかし、一点に投資が集中してしまうと、どうなるのか。そのときは意外と早くに「飽和」が来てしまいます。2年で飽和することもありますね。最近だと、生食パンのブームがありました。新規参入が相次ぎ、一気に飽和して、最後は店舗閉店が続出。下がるのも早かったです。

まとめ

最近では、AIの投資が集中しているのでは?と危惧されています。AI用のサーバー投資に資金が集中しているからです。調達した資金を一点集中で投資するスタイルを選択している企業が複数あるので、収穫逓減の法則で説明される時期に来たのです。

実際に、新しいAIが出てくると、既存のAIより激安で利用できるので、収穫逓減の法則が成立してしまうのでは、と感じてしまいます。AIへの投資額は今までのビジネスとは比較にならない大型投資なので、余計心配が大きくなるのです。2027年には答えが出るのではないでしょうか。そう感じます。

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執筆・運営 :藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) fjコンサルタンツ :『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』

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