思い通りにはならない
日銀が利上げを決定しました。通常ならば為替が円高に向かいます。しかし利上げ決定後に、円安になってしまいました。教科書通りに動かないのが現在の経済の状況だと実感します。
会合の結果を発表する、日銀の植田総裁の記者会見中にも円安が進む事態だったので、注目されてしまったようです。それが今回の象徴的なできごとなのかもしれません。
原因はいくつか考えられますが、
・日銀の会合で利上げに反対の方が2名
いたことは、大きな要因だと考えています。この2名の意見は、
・今の状況では利上げが必要ない
と考えています。それほど、インフレが発生していないから、と判断しているのです。これも、どの統計データを見て判断するかのちがい。正しいかは、結果が出てからわかります。
審議委員のお二人の影響
今回利上げを反対された2名は、高市政権になってから審議委員になりました。
・浅田統一郎審議委員
・佐藤綾野審議委員
の2名です。浅田氏は2026年4月から、佐藤氏は2026年6月からです。高市政権の意図に沿った人事と言われています。今後も、審議委員は任期満了の方がいるので、入れ替わっていきます。そうなると、利上げ反対の人が増えていくと予想されているのです。
その予想を裏付ける要因として、今回の利上げ反対票の存在があるのです。今後の日銀の方向性の根拠をつくってしまったのです。これは大きな影響を与えています。
まとめ
個人的には、利上げは続くと予想しています。また、市場が決定する長期金利も上昇を続けると考えています。その上限はありません。長期金利は過去の8%まで上昇してもおかしくはありません。数年かけてその水準になることも否定できないのです。
そのようなワーストシナリオを想像しておくだけでもちがいます。そうなったら、何が変化するんのか。そこまでに、何が起こるのか。前もって考えておきたい部分です。
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執筆・運営 :藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) fjコンサルタンツ :『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』
