早すぎる時期
9月の利上げの話題がメディアに出てきています。気がついていると思いますが、その話題が出る時期が
・早すぎる
のです。通常、日銀の会合が行われる数日前に利上げ、利上げなし、などの情報が漏れてきます。リークされるのです。これは、市場に対して、メッセージを流し、市場が動揺しないようにするためだと想像しています。それが、今回は
・1ヶ月前
から流れているので、そこは異常値です。ちょっと早すぎます。なぜ、そこまで早いのか。それが現状を表現しているように思えます。
発言からわかる
日銀の元審議委員も、発言しています。
・日銀は9月に利上げする可能性が大きい
と言っているのです。また、
・見送れば大幅な円安もありうる
とも言っており、リスクを指摘しています。
もともと日銀の目的は
・物価の安定
・金融システムの安定
です。それ以外のこともやっていますが、すべてをコントロールできるわけではありません。特に為替は日銀の担当ではないので、物価の安定も限定的なのです。本来は中央銀行が為替に関しても担うべきなのでしょうが、日本はそうなっていません。そのため、為替に関して日銀からコメントが出ることは少ないです。あまり積極的ではない、と感じるときもあります。
金利が上がると
もう一つの数字があります。東京商工リサーチの試算です。金利が0.50%上昇するだけで、赤字企業の割合は
・29%
まで悪化すると出てきます。約2%の悪化です。
本当にそうなるかは、わかりませんが金利上昇は経営にも影響することがわかります。大企業は資金調達時にもともと低い金利で借りています。固定金利で借りているでしょう。そのため、金利上昇の影響は少ない。しかし、大手以外の企業は影響が大きくなるのです。
まとめ
金利の動きに左右される時期が来ました。30年前の金利状況へ戻りつつあります。金利の正常化に戻るだけなのですが、この20年間、低金利で活動してきたので、金利がある活動がまだ異質のように感じます。それを克服して、金利がある活動が当たり前のように感じる動きにしていきたいと感じます。
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執筆・運営 :藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) fjコンサルタンツ :『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』
