他社との差別化、優位性について考えるとき、
いったん、自社が勝っている内容を箇条書きに
します。
通常その中から優先順位をつけて差別化を実行
していくものです。
しかし、この内容では差別化の幅は狭いまま。
小さく勝つだけです。
それも戦略としては重要ですが、大きな手も
同時に狙うことも考えるべきです。
その時には、他社との差別化になるポイントを
書き出した後に、すべてそれを捨ててしまうことです。
統計、アンケート調査、マーケティングリサーチなどの
情報も一緒に捨ててしまったところから考える手法も
実践してみるのです。
顧客がもらした不満
日々のできごとから気づいた視点
ニュースからわかる価値観の移行
などから考えて、今までに業界ではありもしない手を
産み出すこともビジネスでは、有効なのです。
大胆な戦略、というのは、このようにすべての情報を
一度捨ててから再構築するところに産み出されるのです。