進化心理学という分野があります。
世の中の広告はこの心理学を元につくられている
ことが実際には多い。
進化心理学とは、
「社会学と生物学の視点から、現代的な進化理論を用いて、
感情、認知、性的適応の進化などを含めた人間の本性を
解明する学際的な学問」
だそうです。
ヘビやヒョウを見て、危険を察知するのは、
経験から学んだことではないはず。
(噛まれたり、襲われたりという経験はないはず)
それは、過去の人類進化の過程で培われたもの
と捉えているのです。
広告では、イメージ写真が商品とは別に多用されていますね。
写真などに赤ちゃんや小動物が多用されるのは
そもそも人は危険を感じないし、どちらかといえば
暖かいイメージを持ちやすいからと言えます。
たとえば、
爽やかなイメージ写真を使えば、一緒に掲載されている
商品も爽やかとして記憶に残りやすい、ということですね。
逆にヘビやヒョウと商品を並べると、良い商品であっても
わるい印象を与えてしまうことになるのです。
こうした進化心理学をベースに考えていくと
方向性のまちがっている広告が選別できますね。