【fjコンサルタンツ365日Blog:3468投稿目】
サブスクリプションとは
サブスクリプションとは
・月額定額制
のサービスの総称です。
音楽にはじまり、さまざまな分野で
広がっています。
毎月定額を支払っていればサービスを
継続できたり無制限で使用できる
内容です。
サブスクリプションの顧客層は?
販売していた商品と同じ商品を
サブスクリプション(定額制レンタル)に
すると顧客がサブスクリプションへと
流れてしまうのではないか、という
リスクがあります。
実際にはどうなのでしょうか。
腕時計のサブスクサービスをしている
企業が顧客層の内訳を公開しました。
ユーザー数は8,000人。
3つの金額コースがあり、その中で
腕時計のレンタルが可能なサービスです。
返却期限がないサービスなので
気に入ったら使い続けてもいいし
飽きてきたら取替えできる内容です。
このサービスを利用している人の中で
高級時計を所有している人と
そうでない人の内訳が出ています。
10万円以上の腕時計を所有していない人が
33%でトップという結果でした。
1本所有:30%
2本所有:21%
3本所有:9%
4本所有:2%
5本以上所有:4%
となっています。
サブスクが新たな顧客を創造している
今まで所有していない層が内訳の
トップになっているということは
新しい顧客を創造したことになります。
購入したことがない顧客が流入してきたのです。
しかも2本以下の所有が84%となっており
今まで叶えられなかったニーズに応える
新サービスのポジションを確保したことになります。
カニバリズムというリスク
新しいサービスとしてサブスクを提供し始めることは
もともと販売をしていた会社にとっては大きな
負担です。
既存の顧客が新サービスへ移動してしまう
カニバリズム
という現象が起こってしまうからです。
販売時の売り上げよりサブスクの方が
年間の売り上げが減少してしまいます。
(継続するので長い年数の累計は同じに
なることもあります)
新規参入がサブスクを提供し始める
そのため、こうしたサブスクのサービスは
新規参入の企業が提供し始めることが
多いのです。
その後、結果を見てから既存企業(販売会社)が
新サービスとして参入してくることに
なります。
サブスクを提供している会社に
スタートアップ企業が多いのも
納得がいきます。
あとは市場のシェアをどこまで
広げられるのかにかかっています。
全国的に普及していけば継続した
サービスとして定着すると思われますが
そうでなければシュリンクしていく
ことでしょう。
地方での普及、広がりを確認したい
ところです。