
【fjコンサルタンツ365日Blog:3529投稿目】
トライ&エラーとは
日本ではトライ&エラーを試行錯誤という
意味で使われています。
正式には
・トライアル & エラー
らしいのですが、通常はトライ&エラーの
方が常用とされている状況です。
意味としては試行錯誤なのですが、
・試す
・失敗する
を繰り返すこと、あきらめずに
取り組むことという意味で使って
いることが普通です。
失敗しながらゴールにたどり着くこと、
もしくは完成形へと近づけていくこと
になります。
もとは試行錯誤学習
もともとは学習法のひとつで
・試行錯誤学習
と呼ばれている内容です。
試行しながら取り組めば正解へ
達する時間が短くなることが語源に
あたります。
トライ&ラーンへ
現在はトライ&エラーではなく
・トライ&ラーン
だと言われています。
・試行→分析→修正→再試行
というサイクルで行わることです。
試行してダメだった、で終わらず
そこからわかること、学ぶことが
できることを見つけます。
その上で、修正をかけていくわけです。
たとえば、商品を販売したら
・予想より売れなかった
時にわかることを探ることです。
他社より価格が高かったので売れなかったのか
商品に魅力が不足していたのか
といったことを分析します。
分析後に修正をかけて再度販売してみる
ことなのです。
売れなかったから、この商品は販売しない、
取り扱わない、と決めつけないで、次の
仮説を立てて試行してみることなのです。
経営に求められる資質の一つ
経営では試行錯誤する時があります。
未知の分野や未体験のことを新規で行う
場合には、試行錯誤を覚悟しなければ
なりません。
新規事業を立ち上げる
新商品をリリースする
新サービスを投入する
新規で事業所を開設する
といったことには上記のような
トライ&ラーン
を回していくことです。
求められるのは理系的思考
ここに求められるのが
・理系的思考
です。
仮説を持って試行する→分析する(データで)
→仮説を再構築する→再試行する
という実験を繰り返すことです。
答えが見つからないことが
・楽しい
と感じる思考法です。
答えが見当たらないので
・可能性
を感じる感覚です。
見えていないだけで、どこかには
答えが存在している、またその
答えを導いた後に想像以上の
マーケットがあるのを信じている
のです。
そうでない人は逆な思考をたどります。
売れないからダメ、売れない理由は
商品にある、顧客に理由がある、
といったダメだった分析に走って
しまいます。
失敗要因を探す分析ではなく、次の
可能性を探る分析へと導くことが
ここでは求められます。
それが経営の一端なのです。