トライ&エラーとは
日本ではトライ&エラーを試行錯誤という意味で使われています。
正式には
・トライアル & エラー
なのですが、通常はトライ&エラーの方が常用とされている状況です。
意味としては試行錯誤なのですが、
・試す
・失敗する
を繰り返すこと、あきらめずに取り組むことという意味で使っていることが普通です。
失敗しながらゴールにたどり着くこと、もしくは完成形へと近づけていくことになります。
もとは試行錯誤学習と呼ばれている
もともとは学習法のひとつで
・試行錯誤学習
と呼ばれている内容です。
試行しながら取り組めば正解へ達する時間が短くなることが語源にあたります。
次はトライ&ラーンへ
現在はトライ&エラーではなく
・トライ&ラーン
だと言われています。
・試行→分析→修正→再試行
というサイクルで行わることです。
試行してダメだった、で終わらずそこからわかること、学ぶことができることを見つけます。
その上で、修正をかけていくわけです。
たとえば、商品を販売したら
・予想より売れなかった
時にわかることを探ることです。
・他社より価格が高かったので売れなかったのか
・商品に魅力が不足していたのか
といったことを分析します。
分析後に修正をかけて再度販売してみることなのです。
売れなかったから、この商品は販売しない、取り扱わない、と決めつけないで、次の仮説を立てて試行してみることです。
経営に求められる資質の一つ
経営では試行錯誤する時があります。
未知の分野や未体験のことを新規で行う場合には、試行錯誤を覚悟しなければなりません。
・新規事業を立ち上げる
・新商品をリリースする
・新サービスを投入する
・新規で事業所を開設する
といったことには上記のようなトライ&ラーンを回していくことです。
求められるのは理系的思考
ここに求められるのが
・理系的思考
です。
仮説を持って試行する→分析する(データで)
→仮説を再構築する→再試行する
という実験を繰り返すことです。
答えが見つからないことが
・楽しい
と感じる思考法です。
答えが見当たらないので
・可能性
を感じる感覚です。
まとめ
見えていないだけで、どこかには答えが存在している、またその答えを導いた後に想像以上のマーケットがあるのを信じているのです。
そうでない人は逆な思考をたどります。
売れないからダメ、売れない理由は商品にある、顧客に理由がある、といったダメだった分析に走ってしまいます。
失敗要因を探す分析ではなく、次の可能性を探る分析へと導くことがここでは求められます。
それが経営の一端なのです。