【fjコンサルタンツ365日Blog:3539投稿目】
実証が始まっています
以前にも紹介したことがある
物流支援ロボット
の導入がはじまっています。
この物流支援ロボットは
・台車
の大きさで
・追従型
と
・自律移動型
の2種類があります。
もともと物流支援ロボットというのは
大型のAGVが存在しています。
(AGVとは無人搬送車のこと)
しかしAGV導入には、通路幅を広く
取る必要があるので安易に導入できる
ものではありませんでした。
ちょっとした工場や倉庫で導入するには
コスト、スペースなどの障壁が高かった
のです。
そのスキマをついた商品がこの台車型の
物流支援ロボットです。
商品のポジショニングとしては
いいところをついています。
大型しかないところに小型の商品を
投入したからです。
販売ではなくリースで提供されていますが
月額28,000円
という価格からの設定になっています。
こちらも手の届く範疇だと感じます。
高くなく、安くもありませんが
可能な範囲を提示できていると
感じます。
実証結果予想
現在導入されている企業の事例が
出ていました。
現在はまだ部分的な導入のようですが
本格的に導入されると下記のような
省力化が可能のようです。
本格導入時に予想される効果(各作業2台あたり)
作業名 | 現在の人数 | - | 導入後の人数 | = | 削減人数 |
半製品運搬作業 | 3人 | 1人 | 2人 | ||
物流への搬送作業 | 3人 | 1人 | 2人 | ||
副資材運搬作業 | 3人 | 1人 | 2人 |
3人の運搬作業が1人でまかなえるように
なるのです。
2人が削減できるのは大きいですね。
1人削減できるだけでロボットは
ペイできるのでこれが実証されれば
本格普及へとつながるのではないでしょうか。
1人分の固定費を考えればリース料は
半額以下になるので魅力的に映るはずです。
省力化はメリットを感じやすい
省力化は省エネなどと比較して
メリットを感じやすい部分です。
省力化によりメリットを金額換算すると
大きくなるからです。
そのため、こうしたロボットの普及は
一気に広がる可能性があり、ロボットに
代替されてしまう職業が話題になるのです。
一旦代替され始めるとオセロのように
一気に風景が変わるかもしれないのです。
そのタイミングは
商品の普及を定点観測すればがわかってきます。
この物流支援ロボットも数年で普及する
のが見えてきたのではないでしょうか。
そう感じる次第です。
【出典】