【fjconsultants365日Blog:3671投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
気がつけば3連休
今年(2019年)の1月は稼働日が少ない月になりました。2月も稼働日が少ない月ですが1月から稼働日が少ないと連続した形になります。年末年始の休暇は12月29日(土)から1月6日(月)まで取ったとすれば9連休になります。
1月12日〜14日も3連休。1月の稼働日数を計算してみると
・18日間
になります。(週休2日制の場合)2月の稼働日数は
・19日間
です。 1月と2月、それぞれ0.5週間分の稼働日が少ない状況なのです。
まだ慣れていない
海外から日本に来て働いている人が
「そんなに休んで大丈夫?」
と言っていた、という記事が出ていたのを記憶しています。これは休日が増えることに対してマイナスな捉え方の意見。一方で、日本人の中に
「こんなに休んでいいの?」
と感じた人の談話も出ていました。他にも
「そんなに休みがあってもやることないし」
という感想を持っている人もいるようです。それぞれ意見や受け止め方は違いますがまだ休みを取ることに慣れていないことを実感します。
過渡期には双方の意見が出る
休日を増やす方向に動いてから数年が経ちますがまだ過渡期にあると思います。休日を増やすことに対して賛成反対の意見が混合している状態です。中には迷っている人、戸惑いがある人もいるのではないでしょうか。休日が増えると
・雇用が増える
・娯楽支出が増える
と予想されています。雇用は増える傾向にありますが娯楽支出は伸びていないように感じます。というのも、休日が増えると「お金の
かからない娯楽」を見つけ出そうとするからです。お金のかからない時間のつぶし方を見つけることに面白みを感じている人もいたので、かなりの割合になるのではないでしょうか。
消費動向調査
2018年12月の消費動向調査が発表されていました。消費者態度指数(二人以上世帯)が3ヶ月連続で前月を下回っています。この値が下がっているということは今後半年間で良くならないという意識であることを示しています。具体的には、「耐久消費財の買い時判断」だけは消費者態度指数が上がっているので今後半年間良くなっていくだろうと感じています。他の「雇用環境」「暮らし向き」「収入の増え方」に関しては下がっているので今後半年間良くならないと感じているということです。消費者マインドは据え置きの
・弱い動きが見られる
と発表しています。
休暇と消費が連動していない
残念ながら休日が増えても大きな消費につながっていないと思います。旅行は堅調ですが他の消費(小売等)は弱い動きです。賞与の使いみちを確認していますが大きな買い物が少ないと感じています。数万円の買い物をしている人が少ないと感じます。年末年始もおとなしく過ごした人も多いのではないでしょうか。お金を使わないことに一度慣れてしまうと消費喚起されにくいと言われますがまだその状況が続いていると思います。