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8から10になるだけで心理的負担がピークに、そして消費マインドはフリーズする

【fjconsultants365日Blog:3,831投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

消費税アップは大したことではない?

10月からの消費税アップ(10%へ)。
「それほど影響はないのでは?」
という楽観論が出ています。

「前回は3%アップだったが今回は2%アップなので」
と消費税アップ分が今回は1%少ないので安心している
人もいるかもしれません。

本当にそうなのでしょうか。
今回は消費税アップの心理を探りたいと思います。

コイン

前回より負担を感じる7割

博報堂調査が発表されました。

「増税前後の意識・行動」博報堂調査 

https://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/58290
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46288270Z10C19A6000000/

約2,300人の調査結果です。

注目されているのが
「前回より増税の負担が大きい」
と感じている人が7割にいることです。

特に20代〜40代女性が敏感に感じているようです。
消費税アップにより「家計収入」が減少することを
恐れているようです。

居酒屋

8から10へという心理負担

人の感覚、心理的な負担の側面から考えてみます。
8%の消費税が10%になる。
これは消費税がはじめて「2ケタ」に突入するということ。

ここが心理的負担のピークになります。
どういうことか。

消費税5%、消費税8%だったものが消費税10%になったとき
消費税が大きく感じるピークなのです。

その後たとえば消費税12%、消費税15%になったとしても
10%に突入したときが心理的負担が最大になるのです。

数値の「ケタ数」が増えることは購買心理に影響があることは
実証されています。
販売価格980円と1,000円の購買心理の違いを考えればわかること。

消費税もケタ数増加という領域へ突入し未知の領域へと
入っていくことになります。
それが今回の焦点になると考えています。

チャート

増税をネガティブにとらえておく

増税の心理的負担を考えると増税後の状況は
ネガティブ
が妥当です。

理由は8から10へと数値のケタ数が増えるという理由による
心理的負担が大きいから。
心理的負担が大きければ「消費マインドは下がる」。
下がるといっても少し下がるのではなく「止まる」ことも。
フリーズしてしまうかもしれないのです。

今まで流れていた景気の動きがピタッと止まる業界も
出てくるでしょう。

増税後半年経ってから影響が出はじめる

増税が10月からになりそうですが、影響が出るのは
半年後からだと予想しています。

10月から即影響を受ける業界もありますが、それは
ある程度想像できる範囲です。

困るのは、予想していない業界にも波及することです。
それが半年後から影響が出るのではないでしょうか。
2020年の春頃からです。

そろそろ、半年後、1年後の想定を具体的に考える
ことになります。

経営の判断ミスによっては致命傷にもなりかねません。
気持ちは楽観的に、しかし現実はネガティブにとらえて
判断していくことです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/