【fjconsultants365日Blog:3,965投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

最近商品購入で感動がないと思いませんか

「最近ほしいモノがありません」
「買ってスゴイと思った商品がすくないのです」
という感想を聞いたことがあるのではないでしょうか。

ハズレ商品が多いという解釈も成り立ちますが、通販の普及で
商品購入の選択肢が増えて、ハズレ商品に当たる確率が高く
なっていると感じます。

そんな時代だからこそ、商品レビューを見ることが増えていると
思います。
YouTubeなどの動画も「開封の儀」といった商品購入レビューが
人気です。
その背景には「失敗したくない」という感情が強く出ているように
感じます。

パソコン

ハズレが出るのかがドキドキ感

ネット通販では必要なモノを購入する場合や、ほしい商品を探す場合が
あります。
そこにもうひとつ新たな遊びが増えているように見えます。
それは、
・商品がちゃんと届くのか?
・ちゃんとした商品が届くのか?
といったゲーム感覚の通販。

通販で購入するという体験自体をゲームにしてしまっているのです。
それを可能にしているのが
https://www.wish.com/
というネット通販サイトです。

wish.com

宇宙でいちばん安い通販

この通販サイト、「宇宙でいちばん安い」とうたっています。
「wish」とGoogle検索をすると予測検索キーワードに
「wish 危険」と出てきます。

サイトをご覧になるとわかりますが、腕時計が数百円、スマホの
ワイヤレス充電器も数百円になっています。
中には「無料」という商品まであり、危険な香りがします。

実際に購入すると

実際に購入するとわかりますが、商品は届きます。
10日から2週間程度の時間はかかりますが商品は届きます。

商品が満足いくものかどうかは個人差があるようです。
私のまわりでも購入した人はいますが、使用するには問題の
ないレベルだそうです。
感想としては「ちゃんと使えます」というユニークな感想に
なるのが特徴です。

米国の起業家が資金を集めて経営している会社です。
黒字にはなっていないと思われます。
いつまで続くのかわからないので、こうしたドキドキ体験が
ほしい人は今のうちに経験しておいてください。

まとめ

商品自体に魅力を感じない、差がわからない状態になると
人は新しい遊びを見つけ、そこに魅力を感じるようになります。

他社と比較して差が大きい商品というのは本当に少なくなりました。
そうなると商品で差をつけるのではなく、他の要因で差をつける
ことも考える必要があります。

その中に顧客が勝手に見つける差別化ポイントがあることも
頭に入れておきたいです。

個人的なレビュー:AirPods pro

最近、商品を購入して大きく感心することが少なかったですが
久しぶりに出逢いました。何年ぶりでしょうか。

AppleのノイズキャンセリングヘッドフォンAirPods proです。
発売の当日に注文。
今まではBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンを使っていました。
コードレスではなかったのでコードレスイヤホンを探していたのです。

ただ思うような商品が見つからずそのままに。
実は出張が多い生活をしてますが乗り物の「音」が苦手。
乗り物酔いはないのですが、「音」で疲れるのです。
そのためノイズキャンセリングは必須。

今回のAirPods proのノイズキャンセリング機能は使ってみて
わかったのですが秀逸。
期待していなかった分、驚きも大きかった。
電車に乗っているときに使用しましたが「何も聞こえない」。
車内放送は聴こえる設定になっていますがノイズは感じません。

これなら実用レベルで満足感が高い。
また、「外部音取り込みモード」の設定がありイヤホンを装着したままで
過ごすことが可能。
これ、設計思想があらわれています。

最初はこの機能必要ないと思ったのですが、使ってみると「なるほと」と
感じます。
たとえば、電車の中ではノイズキャンセリングのモードで。
乗り換えするときは、アナウンスを聞きたいですし、人混みでは音が
無い方が危険なときもあるからです。

イヤホンはつけたり外したりが当たり前だと考えていたらこのような
仕様にはなりません。
一旦つけたらほとんと外さないというシチュエーションを理解した
設計思想です。
この点も感心する点のひとつです。

専門家のように他社商品を比較したわけではないので正確なことは
断言できませんが個人的には久しぶりに満足度の高い商品です。https://www.apple.com/jp/airpods-pro/

AirPods pro
https://www.apple.com/jp/airpods-pro/