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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
1ヶ月に1冊も読まない人は何%か
ニュースで読書数について書かれてありました。
元データは文化庁の世論調査(国語に関する世論調査)。
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/index.html
16歳以上の男女1,960人の回答結果です。
その中に「1ヶ月に大体何冊くらい本を読むか」という設問があり
その結果が出ているのです。(電子書籍含む)
元データを当たったところ
47%が1ヶ月に1冊も読まない
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/r1393038_02.pdf
という内容でした。
この割合は過去と比較して変化はありません。
ということは、読書をする人の割合は変化がないことが
わかります。
読む本の冊数の割合
1ヶ月に1冊も読まない人の割合はわかったのですが
他の冊数の割合はどうなのでしょうか。
- 1〜2冊:37%
- 3〜4冊:8%
- 5〜6冊:3%
- 7冊以上:3%
となっています。
1ヶ月に1冊も読まない人が2人に1人いて、
1〜2冊しか読んでいない人は3人に1人しかいないことになります。
読書競争があるとするならば
こうしたデータを見るたびに思うことがあります。
20代30代の人には強調して伝えていることです。
毎月3冊以上読めば上位15%以内に入ることができます。
毎月5冊以上読めば上位6%以内に入ることができます。
毎月7冊以上読めば上位3%以内に入ることができるのです。
週に置き換えると
・週に1冊以上読めば上位15%
・週に2冊以上読めば上位3%
となります。
たったそれだけです。
まとめ
スマホやタブレットで電子書籍を読むことができるように
なりましたが、広がっているのはマンガだけのようです。
読書の冊数は変化がありません。
世の中は手軽に便利になっていますが、増えないものは
増えていない。
仕事に関する読書については、やらないよりやったほうがいい。
しかし、続かない人も多い。
それは真剣になり過ぎているからではないでしょうか。
読み流す、読み飛ばす、といった読書でもいいと思うのです。
頭に残る残らないは問わない。
見るだけでも構わない。
図や挿絵、写真と見出しだけを読んでも効果はあります。
読書とはそういうものです。
最初から効率を求めず、単なる習慣として成立させると
簡単に上位に入っていくことがわかります。
超長期戦では、そうした簡易な習慣が大きな差となることを
実感します。