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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
Amazon参入で混戦状態へ
カジュアルな洋服(アパレル)の分野で新規参入が続いています。
カジュアルはユニクロが強いですがそこに客年からZOZOTOWNが
オリジナル商品で参入。
今年はAmazonが本格参入です。
(Amazon Essentials)
カジュアルなパーカー、カジュアルパンツなどが主流。
この商品群は安価ですが数が売れるボリュームゾーン。
Amazon参入で異種格闘技戦がさらに混戦状態に突入。
各社マーケットのシェアを取りに行く姿勢だと感じます。
それにしても各社、安値戦略でシェアを広げるつもり。
コストリーダーシップです。
安値でその分野の1位を狙う大手戦略。
わかりやすいですね。
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市場が縮小するから
異種格闘技戦になる理由のひとつは
・市場が縮小しているから
です。
縮小する中で、売上を伸ばすには異業種、異業界へと
参入するのが普通。
あらゆる業界でも発生しています。
死守することはできるのか
市場が縮小しているので
「現在の顧客を守り抜きます」
と考えいる人もいますが正しいのでしょうか。
他社に顧客を奪われないようにすることだけ注力して
売上は維持できるのでしょうか。
なぜか既存顧客だけで売上維持することはできません。
顧客も縮小しているからです。
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発想を広げる
「死守する」と発言した瞬間に
・閉塞感
を感じます。
発言している本人も感じているのではないでしょうか。
身体が固くなるイメージです。
やわらかい、新しい発想が出てくるようにも思えません。
他社が入ってこないように御用聞きに徹する。
頻繁に接触する。
そうなると、どうなるのか。
顧客の方が「物足りなく」感じ始めるのです。
新しい提案がないと、飽きます。
飽きると、他の会社の提案がほしくなります。
死守するつもりが結局のところ、顧客を飽きさせてしまった。
これでは意味がありません。
まとめ
まじめな性格の人ほど、まじめに考えすぎる。
その傾向にあります。
柔軟な人は、「できる、できないを問わない」ので
顧客が求めているものを突き抜けて考えることができる。
「いいじゃん、お客様が求めているのなら、やってみよう」
と考えてしまう。
まじめな人ほど、コストが合わない、時間がない、完成するのか
わからない、自信がない、と考えすぎてしまう。
市場が縮小するのが前提な将来だと、競争が激しくなるのは
当然の成り行き。
競争とは他社と争うことでなく、「顧客に選ばれること」。
そこからいつも発想できること。
それが価値を生んでいきます。