【fjconsultants365日Blog:4,278投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
観光部分的復活
連休3日目の月曜日祭日、お昼12時
ごろの写真です。
4連休のシルバーウィーク。
3日目でも新幹線熱海駅には数多く
の観光客が降りていきました。
ちょうど1週間前と比較すると雲泥
の差です。
リモートの疲れピークか
ヒトが観光に出かけるのも在宅期
間からの反動だと思われます。
リモートワークを継続している企
業もまだあります。
実際にリモートワークをしながら、
しかも外食は禁止されている人は
精神的に疲れのピークになってい
ます。
何か外に出たい。
そのような欲求が強くなるのです。
セミナーや勉強会もリアルな参加と
Zoomなどでオンライン参加の両方
で開催する場合、在宅勤務の人ほど
リアルな参加をしてくるのは、外に
出たいという心理が影響していると
考えています。
日常的に散歩や運動などで気分転換
ができる人はいいですが、そうでな
い人は自分で追い詰めてしまってい
るかもしれません。
在宅勤務ほど、メンタルケアが求め
られていると感じます。
生産性は
リモートワークで
・生産性が上がる人
・現状維持の人
・生産性が下がる人
の3パターンがありますが、日本で
は実際に生産性が上がっているの
でしょうか。
そんな調査データが出始めています。
下がる人は何割?
日本ではリモートワークで生産性が
下がった人が40%という調査結果が
出てきました。
(レノボジャパンの国際調査)
しかも他国と比較してダントツの
最下位。
ダブルスコア以上になっています。
新型コロナウイルス禍で働き方が多様化する一方、生産性の低下が定着を妨げている。レノボ・ジャパン(東京・千代田)がまとめた国際調査によると、オフィス勤務に比べて在宅勤務は生産性が下がったと答えた日本人
この結果をどう解釈するか。
・在宅勤務の住宅環境が整っていない
・住宅が狭い
・ひとりで仕事することに慣れていない
・モチベーションコントロールができない
・見られていない場所では力を発揮しない
といった点ではないでしょうか。
住宅産業を経験していたので住宅環
境には関心があります。
そもそも在宅勤務スペースを取って
いる家庭は少ない。
書斎スペースさえ取っていないのが
実情です。
リビングやダイニングで在宅勤務を
続けても限界があると考えています。
海外でも
海外でも在宅をやめてオフィスに
戻す動きが出てきました。
投資銀行のJPモルガンでは若手ト
レーダーをオフィスに戻すと言い
始めています。
理由は、
①学習のチャンスを失っている
②不利な状態
③生産性が低下
という内容。
個人だと成績が出る人とそうでない
人に分かれてしまうのでしょう。
そのため、チームという相乗効果が
生まれない。
創造的な仕事が発生していない、と
判断したようです。
ただ、オフィスに戻すといっても全
員が戻れるわけではなさそうです。
そこがリモートワークの怖さかもし
れません。
まとめ
観光が戻ったのはひとつのプラス
材料です。
しかし、油断はできません。
大衆心理は一気に変わります。
全国的規模で行動がパタっと止む
からです。
動き出すのは、部分的に少しずつ
ですが、ストップするときは一瞬で
止まるのです。
冬になれば毎年インフルエンザが
流行ります。
1月、2月はそのピークになるのが
普通です。
ということは、2021年も同じよう
なことが発生する可能性があります。
インフルエンザではなく新型コロナ
ウイルスで発生するかもしれないの
で、すべてがストップする可能性は
ないとは言えません。
気持ち的に余裕ができる今から準
備しておくのが得策だと思います。