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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
1兆円減少
コロナで医療費が1兆円減少しました。
4月から7月の4カ月間の医療費が1兆円減少。
このペースで1年間継続すると約3兆円の医療費が減少することになります。
現実にはそうならないと思いますが大きく減少しているのは事実です。
もともと医療のマーケットは大きいですが、これだけの規模で減少すると業界にとっても影響が出てきます。
減少率は約7%です。
病院に行く人が減った。
手洗いやアルコール消毒、マスクによる防御のため感染症の患者の数も減少しているのが今年の特徴です。
病院の中でも小児科などは3割減という報道もありコロナの影響を病院施設も受けていることになります。
医療費が大きく減っている。4~7月の医療費の総額は前年同期と比べ1兆円規模で減少した。新型コロナウイルス感染症に伴う患者の受診控えや病院の診療体制の縮小が原因だ。小児科の外来は3割減と大幅な落ち込みが続く。海外も同じ傾向だ。
健康保険
医療費は増加傾向にあり健康保険の問題はニュースに取り上げられやすい内容です。
ただ健康保険のありがたみは実際に高額医療を受けたときに実感します。
数百万円の医療費が数万円で済むからです。
たとえば下記のようにTwitter上には高額医療制度について実感された方がアップするのを目にします。
個人的にも知人からこのような明細を見せられて力説されたことがあります。
その方も500万円の手術費用が10万円程度だったのです。
この制度を利用したときは、「良い制度」だと実感しますが、使わないときは逆を感じるのが特徴です。
若い世代は負担率を減らしたらどうか。
そんな意見も出ています。
高齢化社会へ対応できる制度へ変化できるかがカギになってきます。
生命保険
一般の生命保険について。
これも、掛け金が高いイメージがあります。
ネットだけで販売している生命保険会社もありますが大幅に安いイメージはありません。
なので、生命保険は今後大きく変化します。
互助会的な生命保険が出てくるでしょう。
ネットの技術を使えば、生命保険を独自に集めることが可能です。
若い世代でグループをつくれば生命保険の掛け金を大きく下げることが可能です。
実際に海外ではこの手のサービスが開始されています。
日本でもスタートしていくのではないでしょうか。
まとめ
コロナで生活が変わりましたが、医療の分野も変わりそうです。
淘汰の波も近づいています。
個人医院から先に淘汰される可能性もあります。
地元の医院が減少する。
大規模な施設へ集約される。
この動きは医療もコロナで加速する可能性が出てきたということです。