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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
決別
「過去と決別をしろ」
と会社トップがメッセージを発信する時期にきました。
どうしてでしょうか。
同じような仕事の仕方をしていると、なぜか利益が出ない状況になってきています。
「よくわからないのですが、なぜか赤字なのです」
とこぼす経営者の方もいます。
粗利を確保しているつもりだったのに、結果的には損益分岐点を下回る状況が出始めています。
そんな環境に置かれるようになったと自覚しても良いのではないでしょうか。
そのため経営者自らが「過去がすべて変えろ」言い始めるのです。
他にも有名な言葉として「妻と子ども以外はすべて変えろ」というメッセージもあります。
それほどまでの表現をして伝えたい何かがあるのです。
何を変える
やり方を変えろ、と言われても仕事の手法を変えられるのでしょうか。
これはハードルが高いのです。
心理的なハードルです。
物理的なハードルは低いのですが、仕事の手法を変えることで結果が出るか不安になるのでハードルが高いのです。
過去に営業をしていた時代、営業の手法をガラリと変えた時がありました。
その時は、会社方針が変わり、営業手法まで変えた時だったのです。
ただ、変えるのに大きな抵抗があったのを記憶しています。
今までのプロセスだから結果が出ていた。
プロセスを変えてしまうと結果が出ないかもしれない。
結果が出なければ責任を取らなければならない。
それだったら今まで通りのプロセスを選択したい。
そんな心理サイクルだったと思います。
変えるには
仕事の手法を変えるには、新たな手法を考えるより変えたあとのリスクを取り除く方が重要。
行動できるようにするためのハードルを下げていく。
新たな手法で進めた仕事の成果は問わない。
そんな障害回避が求められます。
まとめ
「変わるのは一瞬」です。
しかし、変わる一瞬までのプロセスは長い。
理解して、納得して、最後行動する。
たったそんなプロセスも途中で止まると時間がかかります。
だから人であり組織です。
変えられる組織が成長していきます。
殻を破る、と表現しますが過去の殻を脱ぎ捨てる行為。
そのまま、所有している仕事道具をすべて刷新するのもひとつの方法です。
行動が変わるために洋服(制服、作業着)を刷新してしまう手もあります。
環境から行動を変えてしまう。
変身させてしまうのです。
小さなことからはじめ、大きく変える。
そこがポイントです。