【fjconsultants365日Blog:4,341投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
お客様のワガママなのか?
お客様が直接通販で購入した商品を店舗に持ってきて
「取り付けしてほしい」
と言ってくるケースが増えています。
あらゆる業界でこの手の話しを聞くことが多くなりました。
こうしたケース、どのように対処していけばいいのでしょうか。
対処に苦慮するケースもあり、頭の痛い問題です。
通販が拡大し、誰でもどんな商品でも購入できる時代になっています。
どんな商品でも、というのは専門業者しか購入できなかった特殊部品、特殊部材まで素人が購入できる時代になっているのです。
この変化、業界にも激震が走ります。
というのも、エンドユーザーの顧客が購入できない部品や部材があるから専門業者は利益を得ることができていたのです。
この構造が崩れつつあるのです。
利益を確保できない。
下手をしたら利益どころかマイナスになるケースも出ているのです。
大きな課題となっているのです。
わかりやすいところでは
わかりやすいところでは、自動車部品はその典型でしょう。
ネット通販で自動車部品を購入。
自分で取り付けられると思っていたが、やってみたら不可能だった。
だから地元のショップ(店舗)に持ち込み取り付けを依頼する。
こんな流れです。
取り付けだけだと、地元のショップ(店舗)は工賃だけしか売り上げにならない。
部品の販売はできないので、売り上げも下がるし、部品販売で得ていた利益も手に入れることができないのです。
儲からない仕事が増えるだけなのです。
対処法を考えてみると
この流れ、今後も加速します。
そのため断ることもできません。
そうなると地元のショップ(店舗)はどうすればいいのでしょうか。
解決策としては、工賃だけで利益の出る経営体制の確保が求められます。
部品代(利益)がない状態でも利益が出る
・価格設定
・組織体制(コスト管理)
が必要になってくるのです。
まとめ
早急に対応する必要があるのではないでしょうか。
今回は自動車業界の話ですが、他の業界でも同じ状況が発生しているのを聞いています。
「まさか、そんなことを依頼されるとは思わなかった」
「断ろうと思っています、この依頼」
と反応は様々ですが、苦慮している事情が伝わってきます。
ただ、一時的なことなら、素通りしても良いのですが今後も増える状況が予想できるので対処する方法を考えるのが先決です。
しかも、その場しのぎの対応ではなく継続的に対応できる内容にしておくのが得策です。