fjconsultants Blog:4,518投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
放送も変わる
車内放送が変わります。
東海道新幹線の英語車内放送の冒頭は
「ladies and gentlemen」でした。
これが
「all passengers」
に変更です。
新幹線 ジェンダーレス放送:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72021630Y1A510C2TB1000/
こうした流れは海外では3年以上前から見られます。
ニューヨークの地下鉄とバスで「ladies and gentlemen(紳士・淑女の皆様)」というアナウンスを止め、「passengers (乗客の方々)」「everyone(皆様)」という呼びかけに変えるという。(2017年11月)
https://ideasforgood.jp/2017/11/22/ladies-and-gentlemen/
日本での動きは、東海道新幹線だけではありません。
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの場内アナウンスも同様に変わります。
「hello everyone」に変更です。
日本航空JALも「ladies and gentlemen」を廃止。
こうした動きが広がっています。
表現力が問われます
企業の情報発信内容についても配慮があるかを問われます。
学校関係でも「父兄」は使わなくなり「父母」になったかと思えば現在では「ご家族」という表現になっています。
身体の名称を使った表現も現在では使わなくなりました。
パソコンなどの入力方法もキーボードを見ないで入力するのを「ブラインドタッチ」と呼んでいました。
現在では、「タッチタイピン」と表現しています。
ブラインド(盲目)という表現が身体的な差別用語と捉える人もいるからです。
化粧品も「ホワイトニング」「美白」という表現を切り替える企業も出てきました。
「ブライトニング」という表記に順次切り替えていくそうです。(花王)
花王、「美白」表現を撤廃 人種の多様性議論に配慮
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ25DD30V20C21A3000000/
まとめ
神経質な人が増えたと感じる人もいるでしょう。
しかし、これが当たり前の感覚に今後はなっていきます。
Z世代と呼ばれる1990年後半〜2012年ごろに生まれは、多様性を認める感覚が普通です。
5年後、10年後のビジネスが変わります。
企業の人財採用も人財教育も変わるでしょう。
多様性のない企業は人気が徐々になくなっていくと想像しています。