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パンの旅というコンセプト

fjconsultants Blog:4,661投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

パンの旅

コンセプトがユニークなビジネス事例を紹介します。
知人から聞いた通販です。
ビジネスモデルは『サブスクリプション』。
定額制のビジネスモデルです。
商品は食べ物。

ここだけ見ると、普通のサブスク通販のように見えます。
しかし、コンセプトが違うと『魅力的』なビジネス内容になるのです。
知人もちょっと興奮気味に話してくれました。

パン

サブスクだが魅力的

具体的には
『パンの通販、パンのサブスク』
です。
毎月3,990円(税込)を支払うとパンが届く。
https://pansuku.com/

コンセプトは
『おいしいパンを旅しよう』
と投げかけており、手書きで表現されています。

毎月全国のパン屋さんから届くのだが直前までどこから届くのかわからない。
2日前くらいに
『・・・方面から届きます。楽しみに・・・』
とメールが届くそうです。

コンセプトがユニーク

届くパンは冷凍ですが、単に届くという表現ではなく
『パンが旅をする』
というコンセプトに基づいています。

そのため通常だと『送料』という表記が『旅費』になっているのが洒落ている。
そう知人も言っていました。

単なるパンの通販ではなく、パンが旅をするというストーリーを販売しています。

モノ売りではなく、『ストーリーを売る』ビジネスです。
顧客とコミュニケーションしているのがわかりますか。
毎月、どこから届くのかわからない顧客。
ワクワクしているところに、『今回は・・・から届きますね』とお伝えしている。
『冷凍庫を空けておいてください』という投げかけもしています。

そして、こだわりのパンの説明も忘れない。
『D2C』と呼ばれる直接販売の進化系が実現されているように見えます。
(D2Cとは→ https://bit.ly/3tK1Fgm )

まとめ

消費が成熟していくと、こうしたストーリーが欠かせなくなります。
消費者に直接販売する場合はストーリーが不可欠。
この商品がすばらしい!と伝えても売れないからです。

今後はストーリー重視の販売は増えるでしょう。
ストーリーに共感する顧客を集める。
そのためのストーリーをつくり出せる。
それが企業の強みとなるのです。
商品だけでは売れないのを前提にマーケティング戦略を立てていく。
そこからがスタートです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/