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実力が求められているが結局は再現性のある実力

ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,754投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

社長の年収を超える人財募集

ユニクロを運営するファーストリテイリング。
中途採用の人財について最大年収を10億円にすると報道されています。
ここまでの金額を提示した事例は見たことがありません。

以前、社長公募を掲げた企業で報酬が1億円と提示されていたのを覚えています。
中途採用で10億円とは大幅な引き上げ。
実際にユニクロのトップである社長の役員報酬約4億円を超える金額です。
なぜここまで中途人財について投資するのでしょうか。

ファストリ、中途人材に年収最大10億円 IT大手と競う:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1451M0U2A110C2000000/

社長を超える金額でヘッドハンティング

社長の報酬を超える金額を提示して人を採用することはスタートアップ企業では普通に行われてきました。
そんな話は今に始まったことではありません。
特に技術者をヘッドハンティングしてくる場合には金額の制限はなかったのです。

業界でも有名な技術者を採用すると、その後の採用が楽になるからです。
業界トップの技術者と一緒に働けるなら転職しよう、と応募する人が増えるからです。

この場合、ヘッドハンティングした技術者のスキルに対しても会社は投資しているのですが、それ以外にも人財採用の集客力を期待して投資しているのです。
そのため社長の報酬を超える年収を提示してでも採用したいのです。

能力に値段がつく

今回の報道内容で興味深いのは
「出身は問わない」
と断言していること。
大企業出身ではなく「新たな価値を生んだり、事業を白紙から考えたりできる人を求める」とはっきり明言しています。

裏を返せば大企業出身というブランドで中途入社された方が期待値より結果が出なかったことがあったのではないでしょうか。
再現性のある実力がここでは求められているのでしょう。
条件や環境が揃ったところで結果を出した実績でも再現性がなければ次では結果を出せません。

今回は、真の実力を求めるとはっきり伝えているのが印象的でした。

まとめ

テレワークが広がり、オフィスへの出社が減少しています。
大手企業ではその傾向が強いです。
そうなると、能力主義の加点比重が重くなります。
今回の中途人財へ最大年収10億円と公開したのも社内に向けてメッセージを投げかけているようにも見えます。
実力主義の比重が大きくなるのは予想されていましたがその通りに動きになっています。