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やがて訪れるチャンスのために準備している

ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,773投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

ルイ・パスツールの言葉

パスツールの有名な言葉に次の言葉があります。

「幸運は用意された心のみに宿る」Chance favors the prepared mind ルイ・パスツール

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E9%81%8B%E3%81%AF%E7%94%A8%E6%84%8F%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%BF%83%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%AB%E5%AE%BF%E3%82%8B

この名言は言い換えがいくつかあり解釈も分かれます。
言い換えられた言葉は下記のようなバリエーション。

  • 幸運の女神は、常に準備している人にのみ微笑む
  • 幸運の女神は用意された心のみに宿る
  • 幸運は用意された心のみに宿る
  • 幸運の女神は用意された心のみに宿る
  • 幸運の女神は準備している者にしか微笑まない
  • チャンスは備えあるところに訪れる
  • 偶然は準備のできていないものには微笑まない
  • 偶然は準備のできていない人を助けない

それぞれの解釈が若干あるので取り上げてみたいと思います。

偶然は準備のできていないとき

偶然は準備のできていないもの(人)には微笑まない(助けない)とあります。
準備できているところに偶然が降ってくると解釈できます。
偶然とは、突然・予期しない良きことが発生すること。
何もないところに偶然がやってくるように見えます。
しかし、パスツールの解釈だと準備しているところにしかやって来ないと言い切っています。
偶然を呼び込むのに準備が求められています。

これをビジネスで考えると思い当たる場面があるはずです。
仕事の依頼や問合せが来る時期はなぜか重なりますが、何も準備していないときはさっぱり依頼も問合せも来ない。
動いていたり、試していたり、実践するときに限って偶発的な仕事が発生するのです。
まったく予想しないところから仕事が舞い込んでくるからです。
これも単なる偶然と考えますが、準備している人にしか来ないのです。
準備があるから仕事の依頼も発生するのです。

仕事の結果には根拠があると言われていますが準備という根拠があれば偶然の仕事も発生する法則性がわかります。

先日も新商品立ち上げ部署から報告がありました。
ようやく新商品の販売が見えてきた形です。
準備してきた結果が偶然という形で出てきたのでしょう。

チャンスは備えあるところに

リーダーが好んで使う言葉のひとつに《チャンス》があります。
チャンスとは、機会という意味。
ビジネスでは、受注や利益を得られる機会または好機、タイミングという意味で用いられます。
このチャンスという言葉を用いた表現では
『チャンスは備えあるところに訪れる』
とあります。

準備している人のところにチャンスはやってくる。
準備している人のところにチャンスがやってきて、準備している人だけがチャンスをつかむことができる。
過去を振り返ると「準備しておけば・・・」と感じた場面を思い出すはずです。
日々の仕事や能力向上のために時間を投資していると思いますが、これも言い換えれば「やがて訪れるチャンスのために準備している」と表現できるのではないでしょうか。

まとめ

すぐに結果を求められるのが仕事。
しかし、将来結果が出ることにも労力を注ぐのも仕事。
両面があります。
ちょっと先の結果に対して今から労力をかけるのは「意味がない」ように感じるときもあるでしょう。
しかし、ちょっと先の結果に対して準備していると考えればエネルギーを注ぐことができるのではないでしょうか。
エネルギーを注ぎ続けることができるのも能力のひとつ。
こうしたパスツールの言葉や表現を見て振り返ると現在取り組んでいることの意味を再確認できると思います。