無制限買い入れ
昨日決定された日銀の国債無制限買い入れが今日から発動しています。(「国債買入れオペとは」末尾参照)
日銀 国債無制限買い入れ実施 あすから初の「連続指値オペ」へ 2022/03/28
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220328/k10013555091000.html
その発表後、昨日(2022/03/28)は為替が米ドルに対して、1日で3円変動することに。それだけ路線確定と受け止められたのでしょう。安心して取引できる材料が提供されたことになります。
本日も「6年7ヶ月ぶり」と報道されています。急過ぎて輸入関連の企業は対応に追われていると思います。ある意味、予想外の動きと感じているでしょう。
全額落札
今日(2022/03/29)の国債応札は終了。日銀が全額落札。
いつまで続くのでしょうか。
2022年は7月に予定されている参議院選挙があります。それまでは経済状況をこれ以上悪化させない流れになるのではないでしょうか。となれば、株価も金利も維持することを目的としたオペレーションが実行されると予測できます。
まとめ
急激な変化ですが予想しやすい内容であることが今回の特徴です。これは日銀の選択肢が限られてきているのがわかります。手詰まりなのです。手詰まりの状況になると負けやすくなります。交渉の原則から見ても選択肢が限定される方が負けるのです。
今回は体力勝負の状況になるのではないでしょうか。
国債買入オペは、
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/seisaku/b35.htm/
日本銀行が行うオペレーション(公開市場操作)の一つであり、長期国債(利付国債)を買い入れることによって金融市場に資金を供給することです。
金融市場調節方針で示された 長期金利の 操作目標を実現するよう、国債買入オペを運営しています。長期国債については、価格が上昇すると利回りは低下するという関係がありますので、例えば国債買入オペの金額を増額して市場の需給環境がタイト化すれば、通常、国債の価格は上昇し、長期金利は低下すると考えられます。
——————————-
ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,826投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆