上限引き上げ

今日から入国者数の上限が引き上げられました。1日あたり2万人になります。先月5月から「外国の方を見かけるようになった」という声を耳にしていました。今後、インバウンドはどのように増えるのでしょうか。

入国者数上限 きょうから2万人に
入国時検査など一部免除

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220601/k10013652011000.html

インバウンドの動き

インバウンドは動いていないのが現状です。入国できなかったからです。今後は入国者数の上限は引き上げられるか撤廃になっていくでしょう。8月以降に急激に変わるのではないでしょうか。実際にホテル業界の方の声を聞くと、インバウンドに人気の宿泊場所では海外からの予約が入っているようです。日本に行きたいと思っている層が動いています。しかも為替は円安。海外の方から見ればディスカウントされたツアーに見えるはず。魅力的なのです。

地方の支え

日本は地方に行けば行くほどサービス業の割合が大きいと感じます。そのため観光産業は地域ビジネスの支えになっています。インバウンドが増えれば、それなりに影響があるのです。旅行市場の中でインバウンドの割合は2割弱しかないですが、視点を変えれば2割もあるのです。しかも、インバウンドの市場規模は国内旅行と違い増やすことが可能な領域。その可能性を感じて、インバウンドを狙っている企業もあります。着々と準備をしている企業もあるのではないでしょうか。

リピーターを狙える

海外からの顧客の中にはリピーターもいます。箱根には外国人観光客がリピートする宿泊場所があります。10回以上リピートした顧客がいるのが特徴であり、外国人旅行客もリピーターになることを教えてくれます。

富士箱根ゲストハウス https://fujihakone.com/

https://goo.gl/maps/XvLVjSXTdxGHU7ZXA

書籍:
富士箱根ゲストハウスの外国人宿泊客はなぜリピーターになるのか? ―――世界75カ国15万人の外国人旅行客を32年間受け入れてわかったこと

https://amzn.to/3x0WpqT

まとめ

インバウンドの戻りは一気に来るのではないでしょうか。そのときに宿泊場所である旅館業、ホテルは人手不足を心配しています。特にベテランが抜けたところは、慌てて求人を行っているのが実情です。先を予測して対策をしているところが少ないと感じます。この2年間は何度も何度も復活すると予想しながら実際には復活しなかった経験がそうさせているのかもしれません。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,889投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆