タウンページはまだ

タウンページは今でも各家庭に配布されていますが、オンラインにも移行されつつあります。利用する頻度は減っていると思いますが、使い慣れた年代の方にとってはタウンページは便利です。なぜなら、検索の仕方を探し方が習慣化されているからです。お店を探すときにタウンページで探していたからです。
企業やショップの努力として、タウンページの最初の1行目に掲載されると問い合わせが増えるので会社名を「あ」から始めるようにしていました。引っ越し業界などは競争が激しいので、最終的には「アーアーアー・・・」で始まる会社名・店舗名が出てきていました。懐かしい感じがします。

タウンページからわかること

そのタウンページの経過(データ)からわかることがあります。掲載数のデータ推移によって業界動向が分かるのです。
宿泊施設・旅行施設が減少していることが、わかりました。閉業しているのです。その数は5,000です。

Google マップで検索をしているとGoogle マップ上では宿泊施設や旅行施設、飲食店のデータが掲載されていても、営業時間のところを見ると「閉業」「閉店」と表示されるのを何度も見かけています。Googleは閉業や閉店の数を把握してると思いますが公表はまだしてないのではないでしょうか。

宿泊・旅行5000施設、コロナ下で閉業 NTT系と独自調査: 日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC15B2C0V10C22A6000000/?n_cid=NMAIL006_20220801_Y

宿泊施設・旅行施設数の減少率が高いのは大阪府と東京都、愛知県です。インバウンドが増加しながら東京オリンピックがあったので、この3つのエリアは特に宿泊施設が増加した場所だと感じます。6月までは東京都の宿泊施設が格安だったのを記憶しています。特に高額な宿泊施設の方が割安で予約を受けていたように感じます。

7月に入ってからは旅行が戻りつつあるので、宿泊施設の予約は良好ではないでしょうか。6月までのような安売り、特売は減っているように感じます。

まとめ

営業時代に、オンラインのタウンページからお客様リストを作成したのを思い出しました。現在でも自動でオンラインからリストを作成するソフトも出ているのではないでしょうか。タウンページはそんな使い方をしていたのです。

タウンページを発行している側はデータが集まってくる状況にあるので、そのデータを活かして予測ができます。今後もデータを駆使する企業として生き残ることができるかもしれません。ビッグデータの企業として存在感を増すような気がします。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,949投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆