驚きとみなが言う

長野エリアでは激震が走ったのではないでしょうか。地方銀行の経営統合です。長野エリアでは圧倒的なシェア(53%)を占めている八十二銀行と長野銀行が経営統合を発表しました。地元の方も、関係者の方もほぼ知らなかったようです。まさか地元で経営統合するなんて、という声も聞いています。違うエリアの銀行との統合は噂されていたようです。(シェア:https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/s220104_30.pdf)

地方銀行の統合は2015年ごろから話題になっていました。各地で動きが加速していたのです。平成元年以降の銀行合併についてはこのサイトにまとめられています。https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-h/7454/

八十二銀行と長野銀行が経営統合へ 23年6月めど

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC284R70Y2A920C2000000

統合により合理化

経営統合により変化がありますが、どのような変化が起こるのか予想してみます。まずは経営統合により合理化が進みます。支店が近くに存在していれば減少することになるでしょう。支店数のスリム化が発生すると思われます。そのため部署異動も発生し、新規開拓を担当する人も増えるでしょう。もしくはDX部署へ異動になるのかもしれません。

融資の変化

融資に関しても変化があるはずです。競争していたときは、無理して融資をするケースがあります。融資担当も無理していた案件があったかもしれないのです。それが経営統合により健全化するのではないでしょうか。企業側にとってみれば「以前と(審査基準が)違う」と感じることになるのかもしれません。企業側は資金調達計画の見直しを迫られることになるでしょう。

人財流動化

もともと、どのエリアに行っても地方銀行からの人財流出は想像以上のものでした。30代が大量に転職していたのです。経営者の集まりに地方銀行出身の方に出会うことが増えていました。聞いてみると、毎年数十人単位で転職しています、と言っているのを聞いたこともあります。人財を確保したい企業にとって銀行出身者を採用できるチャンスなのかもしれません。

まとめ

銀行の再編は経営にも大きな影響が出てきます。シェアの大きい地方銀行が存在するようになれば、主導権は地方銀行が持つことになるからです。選択の余地がなくなります。その懸念はありますが、経営統合しなければならない事情も双方にもあるのでしょう。お互いのメリットがなければ経営統合には到達しませんから。日本以外では金利が上がっており銀行でも損失が大きく出ているのではないかという予想があります。もしそれが本当ならば経営統合の話は今後も増えていくのでしょう。

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ビジネスリーダーのための『Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆