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逆境がチャンスなのはなぜか

政府資料から

政府関係の資料はレベルの高い内容のものもあるので参考になります。時間があるときはチェックしておきたいところです。第1回スタートアップ育成分科会が行われてました。「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」の中に盛り込まれた内容です。各メンバーから提出された資料を眺めていると、それぞれの主張が個性的。部分的に取り上げてみます。

第1回スタートアップ育成分科会 配布資料 2022年10月14日

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/bunkakai/suikusei_dai1/index.html

スタートアップ業界について

スタートアップ業界の現状と課題をまとめた資料は一見の価値があります。現状について資料の見出しをピックアップすると次のような内容です。

  • 危機(ピンチ)を機会(チャンス)にする精神
  • 歴史的に不況時に偉⼤なスタートアップが誕⽣
  • 課題解決のために多くの起業家が⽴ち上がっている
  • 世界が抱える課題は増加中(Mobility Tech、Biotechnology、Climate Tech、Supply Chain Tech)

米国のスタートアップは不況時に起業していると説明されています。また歴史的に不況のときの方が課題も多くなり解決に向けて多くの起業家が課題解決に向けて立ち向かい始めた事実も述べられています。不況はスタートアップにとってはチャンスということになります。

⽇本スタートアップ業界の課題とグローバル化に向けた取り組み

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/bunkakai/suikusei_dai1/siryou5.pdf

日本におけるスタートアップ増加提案

もう一方の意見では日本のスタートアップを活性化させるために研究大学への集中投資を提案しています。的を絞った提案なのでインパクトがあります。大学発のスタートアップは50社に1社が上場しているというエビデンスも提出しています。確率としては非常に高い数字なので集中投資する価値があると判断しているのでしょう。

  • 大学発のスタートアップ企業:3,306社
  • そのうち上場した企業:64社
  • そのうちユニコーン企業になった:3社 (ユニコーン企業:時価総額1,000億円超)

大学発スタートアップは50社に1社が上場、1,000社に1社がユニコーンになる可能性を秘めている

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/bunkakai/suikusei_dai1/siryou6.pdf

まとめ

逆境はチャンス、と言います。これは逆境時に大きな課題が生まれ、過去からの文脈にない課題解決方法が生み出されるからそのように言われるのでしょう。スタートアップに限らず、新規事業も同様に考えられると思います。逆境だから画期的な新規事業が生み出されるのです。そんな時期が到来しているのを感じることからスタートです。

分科会長 :新しい資本主義担当大臣兼スタートアップ担当大臣
構成員 :
伊佐山 元 WiL (World Innovation Lab)創業者・代表取締役
出雲 充 株式会社ユーグレナ代表取締役社長
板橋 竜太 TAKAO AI 株式会社代表
上野山 勝也 株式会社 PKSHA Technology 代表取締役
大櫃 直人 株式会社みずほ銀行常務執行役員
菅 裕明 ミラバイオロジクス株式会社取締役
関山 和秀 Spiber 株式会社取締役兼代表執行役
中馬 和彦 KDDI 株式会社事業創造本部副本部長
(敬称略)

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/bunkakai/suikusei_dai1/siryou1.pdf

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆