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400社で記述されるようになったROICとは

ROICは400社で記述された

2010年ごろだったと思いますが、企業価値評価本の中に出てくるROIC、WACCについて真剣に学んだ時期があります。その当時は上場企業でもまだROICという表記は出てきませんでした。それが現在では400社がROICについて記述するようになっています。年々増加しており今後も頻出するワードになるでしょう。

ROICとは「投下資本利益率」のことを指しています。株主資本と有利子負債を投下資本とし、どれだけ効率よく収益を上げたのかがわかる指標なのです。

ROICとは
Return On Invested Capitalの略称で和訳は投下資本利益率。企業が事業活動のために投じた資金を使って、どれだけ利益を生み出したかを示す指標。

https://www.nomura.co.jp/terms/english/other/A02596.html

適切なビジネス指標

投下資本をもとに収益率を見ていくのがROICなので、数字の操作もあまりできないためビジネス自体の収益が実際にどれだけ上がっているのかがわかる指標となっています。そのため、ROICの数値を公開している企業の方が株価が下がりにくい傾向にあります。ROICの数値が信用されているからでしょう。

ROICが高い企業は株価が下がりにくい傾向がある。21年度にROICが資本コストの目安とされる7%を超えた約1700社の株価を指数化(21年末=100)すると、22年12月20日時点で4%安となり、この間の日経平均株価の騰落率(8%安)を上回った。22年の決算短信などでROICに言及した企業も2%安と日経平均より下げ幅が小さい。

広がるROIC経営(1)資本効率の指標、400社活用:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67039030R21C22A2DTA000/

源流になっている書籍

ROICについては、下記書籍が有名。以前は1冊の書籍ですが改訂され上下本に分かれました。読み解くには難易度も高い書籍のひとつです。担当者は必ず読まなければならない本のうちの1冊です。

企業価値評価 第7版[上] バリュエーションの理論と実践

企業価値評価 第7版[下] バリュエーションの理論と実践

まとめ

企業価値の評価はさまざまあり、どれが正しいというわけではありません。しかし、企業評価の手法を複数知っておくことはとても有益。今後、M&Aも活発になってきますので担当の方は企業価値評価については必須事項になるでしょう。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆