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大きな変動がひとつではなく各領域で発生した2022年

変動幅が大きかった

変動の激しい2022年でした。定点観測できるデータの変動幅が大きい年だったのです。「◯年ぶり」「○○年ぶり」という表現がこんなに使われた年も珍しいのではないでしょうか。

気になったところをピックアップして振り返ります。

為替

為替の変動が1年間でここまで動くことは久しぶりのことです。毎月のように為替が変動したためビジネスが正常に作動しないケースも見られました。特に海外へ発注するケースや海外から購入する(仕入)場合は対応に苦慮した年だったのです。わかりやすいところでは食品の値上げは頻繁に発生しており、中には36%の値上げを今後予定している企業もあります。価格設定、価格戦略が問われた年だったと感じます。いつのタイミングで値上げをするのか。値上げの内容はどのようにするのかは経営によって差が出たと感じます。

  • ドル円為替 年間の幅:113円台〜150円台/ドル
2022ドル円為替グラフ
https://www.stat-search.boj.or.jp/

フジッコ、最大36%値上げ 昆布など家庭向け49品目

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF281Y00Y2A221C2000000/

米国企業株価

米国企業の株価は大きく下げた新興企業が話題になっています。この1年間の下落幅が大きいからです。たとえばオンラインミーティングのツールZOOMはこの1年間で株価が1/3になりました。(最安値:最高値)https://finance.yahoo.co.jp/quote/ZM?term=1y
電気自動車メーカーのテスラの場合は1年で株価が1/4に下がっています。https://finance.yahoo.co.jp/quote/TSLA?term=1y そのため新しくTwitterを買収したイーロンマスク氏はTwitterのCEOを辞めてテスラに専念するのではないかと予想されています。
ストリーミング配信事業をしているNetflixも同様に年間で株価は1/4になっており大きな下落です。 https://finance.yahoo.co.jp/quote/NFLX?term=1y

日本国債

日本銀行の国債買い入れ額が増加の一途をたどっています。2022年の6月には日銀による国債保有割合が5割を超えました。この6月は日銀の長期国債買い入れ額が過去最高の16兆円になったときでもあります。

国債、日銀保有5割超す 2022年6月28日

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62107310Y2A620C2MM8000/

しかし、6月の過去最高も12月で塗り替えられました。2022年12月は17兆円と過去最大の国債買い入れ額になったのです。過去最高記録で2022年を締めた形になります。海外のヘッジファンドが日本国債の売りを浴びせています。(国債空売り)
2022年6月に発生した国債空売りが再び起こっているのです。この攻防戦、6月は日本銀行が耐えましたが今回はどうなるのでしょうか。耐えられなかった場合には過去にないことが発生すると予想されています。

日銀の国債買い入れ過去最大 12月、金利抑制で17兆円

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB301O30Q2A231C2000000/

まとめ

さまざまな数値が大きく変動する年は、一気に動くのがわかります。例年ならばほとんど数値が上下しないデータも動き出したら止まりません。1年間で落ち着く数値もありますが、数年かけて動き続けるデータもあります。インフレーション、物価上昇は継続的事項だと感じています。来年2023年もどのような変動があるのか確認していきたいと思います。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆