歩くことの進化がまだない

歩くの進化は何になるのだろうか。人は能力拡張をしてきましたが移動に関しては古くから試行錯誤してきました。地上では歩くことから自転車、バイク、自動車へ進化しています。最近では自転車の派生系で電動自転車が普及。移動する負担が減っています。ただ、歩くことから派生する進化はほとんど見当たりません。歩くことを補助するツールはまだ普及していないのです。

そん中でこんな製品を見かけました。世界一速いシューズです。米国のShift Roboticsという企業が開発しています。シューズに車輪がついており、その車輪がモーターによって動くのです。普通に歩いていても足が接地したときにアシストしてくれる仕組み。動画ではスムーズに歩いている様子がわかります。いずれ販売されるかもしれません。あとは価格がいくらになるかが気になるところです。

過去には似たような製品が

過去において似たような製品はないのか。日本では2016年にこんな動画が出てきました。(WALKCAR:cocoa motors.株式会社)

現在、実際に日本のメーカーが発売しています。https://www.cocoamotors.com/
2016年の発表当初は10万円を切る価格で販売したい、と言っていましたが製品化されたら価格は現在、217,800円税込となっています。1回の充電で7km程度走ることができるようです。速度10km以下タイプは公道でも走行できるようになっていますがこの価格帯では普及しないと思います。20万円オーバーだと比較対象が自転車ではなくバイクになってしまうからです。原付スクーターの新車と同じ価格帯なので普及は先になるでしょう。

次の展開として10万円を切るタイプを発売してくるかどうか。だんだんと価格を下げられるようになったら普及ポイントが到来すると思います。もしくは、20万円オーバーの価格帯ならば工場などの広い場所で使う法人利用に適していると感じます。

まとめ

歩くことの進化はシューズの進化であったり、電動キックボードのようなツールであったりします。しかし、普及している製品はまだありません。一時期こども向けで流行った「ローラーシューズ」くらいでしょうか。そう考えると進化が進んでいない分、これから大きな進化が期待できる分野でもあります。次にどのような製品が出てくるのか想像してみたい分野でもあり興味は尽きません。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆