Fear Of Missing Outとは

新しいテクノロジーが出現すると、一気に盛り上がりを見せますが、時間の経過とともに急速に盛り下がることがあります。このサイクルを表現したのがハイプサイクル。 2022年では下記のテクノロジーが盛り上がりを見せていました。

  • web3
  • NFT
  • メタバース

今ではこの3つの単語も見る機会が減り、ようやく落ち着いてきた感じになります。 逆に、一気に盛り上がってきたのがAI(人工知能)になります。AIに関しては、「どうなるかわからないので怖い」というイメージを持っている人もいます。 取り残されるのではないかという恐れが不安を増長させているようです。こうした取り残されることへの不安、恐れをフィア・オブ・ミッシング・アウト(Fear Of Missing Out)と呼んでいます。 略してFOMOです。

FOMO(Fear Of Missing Out)とは
取り残されることへの恐れ
「自分が居ない間に他人が有益な体験をしているかもしれない」、と言う不安に襲われること

https://ja.wikipedia.org/wiki/FOMO

盛り上がり→落ちつき→定着する

ハイプサイクルを見ればわかると思いますが、一気に盛り上がりを見せますが、その後落ち着いてきます。そして数年後には定着する動きが一般的です。定着するまでには10年位かかるものもありますが、早いもので2年位で定着をしていきます。今回のAIについてですが、予想としては2024年、2025年には定着しているのではないでしょうか。AIを操作する言葉「プロンプト、指示語」を極めようとしている人もいるかもしれませんが、AIはおそらくもっと簡単に利用できるような形にアプリ化されていくでしょう。なので、どの方向に向かって動いているか、どのような形で導入できるのかを見極めていくことが今は大切なことのように感じます。そのためにも簡単には触っておくことが、日常では大事なことになるのではないでしょうか。

まとめ

下記画像は撮影した写真ではありません。AIが生成した画像になります。 有料で使うサービスにはなりますが、このクオリティーの画像が自分の意図した内容で作ることができるようになっています。時間も1〜 2分程度でしょうか。 そのクオリティーに業界の人たちは驚き、落胆し、慌てているのかもしれません。見えない恐怖と戦っている人もいるかもしれません。ただ、一気に盛り上がったものが急速に覚めることも考えられるので、単純に新しいテクノロジーを自分に合った形になるまで試し続けることが、現在のベストな取り組みだと感じます。他人の結果を待っている状態は好ましくありませんが、細部にこだわりすぎて変な方向に力を注いでしまうのも避けたいところです。気軽な気持ちで使い続けることだと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

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