数字で語る
数字(数値)はビジネスにおいて重要なコミュニケーションツールと考えています。世界共通言語といってもいいでしょう。ビジネスにおいて数字を使って会話する必要性を考えてみたいと思います。
効果的な意思決定
数字は客観的な情報を提供してくれます。人間による思い込みを排除してくれることもあります。意思決定に基づいた戦略や計画を立案するために不可欠。経営者やチームメンバーへの共有は数値を元にすれば間違いが発生しません。合理的かつ効果的な意思決定が可能となります。
パフォーマンスの評価
数字を使用することで、ビジネスのパフォーマンスを計測・評価することができます。進捗を確認するときも数値だとわかりやすい。売上や利益、成長率、顧客満足度などの数値を把握できれば遅れも発生しません。問題を特定し改善策を導くことができます。
効率的なコミュニケーション
数字は共通の言語であり、ビジネスの異なる関係者間のコミュニケーションを円滑化する役割を果たします。社外の人とチームを組むときは商習慣も違うので、数字でのコミュニケーションしかありません。数値を用いたデータやレポートは、情報の正確な共有を可能にし、意見や意図の誤解を避けることができます。
このように考えてみると、数字が会話の中に入っていないミーティングは精度が低いと自己評価してもいいのかもしれません。
苦手な人向け
数字が苦手で頭に入ってこない場合、以下のアプローチを試してみることをおすすめします:
視覚的な手助け
数字を視覚的に表現することで理解しやすくなる場合があります。グラフやチャート、図表などを利用して情報を視覚化することで、数字の関係や傾向を把握しやすくなります。図で理解する手法は深い理解まで到達することがあるので有効です。
物語やストーリーを活用
数字を物語やストーリーに組み込むことで、記憶に残りやすくなります。数字を要素とした興味深い物語や具体的な例を作り上げることで、数字の意味や関係性をより深く理解することができるでしょう。暗記法として取り入れられることがありますが、親しみがわいてくるので有効だと感じます。
実際の状況での実践
数字を扱う機会を増やし、実際の状況で数字を使って説明することで慣れることができます。自分の興味や関心のある分野で数字を活用したり、問題解決やデータ分析を行う練習をすることで、徐々に数字に対する理解が深まるでしょう。
数字を苦手意識せずに扱えるようになるためには、時間と努力が必要ですが、着実に向上していくことができるはずです。
まとめ
個人的には数字に対して抵抗がまったくありません。意味のない数字の羅列も自然と覚えているときもあります。おそらく、数字に親しみを持っていることが要因ではないでしょうか。こうした感覚は後天的に養われたものなので、接触回数や時間量によって比例すると感じます。ビジネスにおいては数字で語る文化が必要で、日本語の表現はどこかそれを回避する傾向にあると思います。ビジネスのときだけでも、数値感覚で進めていきたいところです。
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