地域の交通手段の変化
全国各地でで路線バスからコミュニティバスへの移行が進んでいるのを感じます。訪問先へバスで移動することは少ないですが、時間に余裕があればバスの利用も選択しています。ときには路線バスだけでなく、コミュニティバスも使うことがあり、公共交通の変化を感じるようにしています。
アクセス困難者減
コミュニティバスが増えたなあ、と思う人もいるでしょう。この変化は、アクセス困難者の減少を目的とした公営のコミュニティバスの増加が要因です。小型のバスを用いて取り組んでいます。実際には、コミュニティバスの実績が出ており、アクセス困難者の数を減らすことに成功しています。そうなると今後もコミュニティバスの増加は止まらないでしょう。
ここが便利さ
実際にコミュニティバスを利用したときのことを思い出すと、その便利さを実感しました。目的地の近くにバス停があるだけでも、とても快適に感じられるのです。しかも、短い距離でバス停が設定されているので、メリットを享受しやすいのが特徴。このようなコミュニティバスが増えることで、人々の移動がより容易になっていくのだと思います。
路線バスは
一方で、コミュニティバスの増加に伴い、路線バスを減らす動きも出てきています。6月からは、バス停ごとの利用者数を公表することになりました。以下の基準が設けられています:
- 通年で週平均2人を下回る場合はルートの見直しやバス停の廃止などを検討する
この基準ができたことで、廃止されるバス停が増えることが予想されます。交通手段の変化は、時代とともに起こるもの。路線バスも今後は変化するのを感じます。
コミュニティバスの現状
整理するとコミュニティバスと路線バスの現状は下記のようになります。
- アクセス困難者の減少
- 目的地近くにバス停があることによる利便性を実感している
- 公営のため安価な価格帯設定
エリアによっては乗り放題になっているコミュニティバスもあり、利用頻度が上がる内容になっているのを感じます。ただ、今のところ路線バスがあるエリアではコミュニティバスの本数は少ないまま。今後の課題になるでしょう。
路線バスの課題
一方、路線バスの課題は次の内容になります。
- 利用者数の減少
- ルートや本数の見直しに迫られる
- 廃止されるバス停が増えるかも
まとめ
路線バスからコミュニティバスへの移行は、地方の変化を表現している事象だと感じ知恵ます。人口減少や限界集落の課題も複合的に関わってくるでしょう。正解を見つけるには、既存のビジネスに固執しないことだと考えています。
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